2日目午前、控室の見解 「▲3六歩(33手目)とこういう控えて打つ手は、タイトル戦でも1年に1回も出てこないのではないでしょうか。▲2四同銀というのも、ちょっと指しにくい手でしたし。もし、これで先手が勝つのであれば会心の一局になるかもしれません」(佐藤義八段) 「現局面(37手目まで)は手の調子からいって、郷田さんは手応えを感じているのではないかと思う」(佐藤義八段) 「(封じ手の局面は後手が少しいいと思ったが、いまは)先手が盛り返しているんじゃないですか。▲3六歩は勝てば名手ですね」(田村七段)