【対局者挨拶】
郷田真隆王将。
「みなさま、こんばんは。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さきほどから熱いメッセージをいただいております。棋士として光栄に思っています。1年ぶりにこちらに戻ってまいりました。懐かしいような、また、昨日のことであったような気持ちでいます。これから七番勝負が始まります。この七番勝負を通じて、掛川市の将棋による街づくりの一翼を担うことができることをうれしく思います。また、みなさまにご協力いただいて、対局に集中できる環境を整えていただいていますので、月並みではありますが、明日からの対局では全力で、持てる力を出しきりたいと思っています」
挑戦者・羽生善治名人。
「みなさま、こんばんは。明けましておめでとうございます。前夜祭を盛大に開催していただきまして、ありがとうございます。掛川対局はすっかりお馴染みになりました。私も2年ぶりにこの場所に来て、地元のみなさまの熱気と情熱を感じました。また、王将戦のみならず、掛川こども王将戦も開催という、小さい子どもたちの育成のための大会を開催していただき、大変うれしく思っています。私も小学生のときは子ども大会に参加することを楽しみにしていました。当時は気づかなかったのですが、そういった場所・機会があるのはとてもありがたいことだと、しみじみと思っています。明日から対局が始まるわけですが、また初心にかえって、あらたな気持ちで戦えればいいなと思います。将棋は江戸時代には華道や茶道と同じように、家元制で伝統を守ってきた世界ですので、そういう意味でも(歴史のある)掛川とは縁が深いのではないかと思います。明日と明後日はお休みということもありますので、たくさんのみなさまに会場に来ていただき、王将戦が素晴らしいものであることを証明できるよう、自分自身も一生懸命に頑張っていきたいと思います」
【鏡開き】
【乾杯】