前期王将戦は渡辺王将に羽生善治三冠(当時)が挑んだ。最終局までもつれ込んだ第7局は「今井荘」にて行われた。図の△8六歩から渡辺王将が襲い掛かり混戦を制し、4勝3敗で防衛を決めた。
第63期王将戦七番勝負第7局
平成26年3月26・27日 於・静岡・「今井荘」
持ち時間 ▲三冠 羽生 善治
各8時間 △王将 渡辺 明
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛 ▲4八銀
△5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲3六歩 △4二銀 ▲3七銀 △5三銀
▲4六銀 △4四銀▲5八金右△6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲7七角
△8二玉 ▲6八金寄△9二香▲8八玉 △9一玉 ▲9八香 △8二銀
▲9九玉 △7一金 ▲8八銀 △9四歩▲9六歩 △7四歩 ▲1六歩
△1四歩 ▲8六角 △8四歩 ▲3八飛 △5一角▲3五歩 △8五歩
▲7七角 △3五歩 ▲同 銀 △4五銀 ▲3四銀(封じ手)
△5四銀▲5六歩 △7五歩 ▲5五歩 △7六歩 ▲6六角 △6五銀
▲4三銀成△7二飛▲3九角 △8六歩(図)
▲7八金上△7三角 ▲5三成銀△5二金▲同 成銀△同 飛 ▲7五金
△7四銀打▲6五金 △同 銀 ▲8四銀 △5五角 ▲5三歩 △8七歩成
▲同 金 △8六歩▲同 金 △8五歩 ▲5二歩成△8六歩 ▲6六歩
△8七歩成 ▲同 銀 △8八歩▲同 玉 △6六銀 ▲7八歩 △8六歩
▲同 銀 △7五銀 ▲6六歩 △8六銀 ▲8七歩 △同 銀成 ▲同 玉
△8五金 ▲6五飛 △1九角成 ▲8五飛 △7四金▲8六歩 △8五金
▲同 歩 △4九飛 ▲8三銀打△8九飛成 ▲7六玉 △7二銀
▲1七角 △8三銀左 ▲同 銀成△5六銀
まで、110手で渡辺 明王将の勝ち。
(消費時間=▲7時間55分、△7時間56分)