(突然の終局。報道陣が慌ただしく対局室に入った)
渡辺明王将コメント
「▲4七銀(83手目)と引かれてからは苦しいと思っていました。もともとまずかったかもしれません。角を取られる順(105手目▲4五歩)は仕方がないと思っていました。△6七金(144手目)と指してチャンスがきたのかと思いましたが、▲6二飛(145手目)に△8四馬では負けで、△7四馬ではやはり自信はありませんでした。△4八銀(154手目)では受けがあったのかもしれません。終盤はいろいろあった気がします」
郷田真隆九段コメント
「▲4七銀(83手目)でどうかなと思っていました。終盤は勝ちになったと思いましたが、はっきりした手順はわかりませんでした。△4八銀(154手目)が見えていなかった。(153手目▲3八銀に代えて)▲4一角しかなかったです。残念な将棋でした」