2015年1月22日 (木)

広瀬絣

安来市の旧広瀬町の地域では「広瀬絣(かすり)」が特産として知られています。弓浜絣・倉吉絣と並ぶ山陰地方の代表的な絣で、大ぶりな絵が特徴です。

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(安来市歴史資料館の隣にある広瀬絣センター

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(地元のご婦人方が制作している)

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(1本の糸を織っていくだけで、藍色と白色の文様ができあがっていく)

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(足で縦糸を上下させ、間に横糸を通すことで絣が織られていく)

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1本の横糸を編むだけで文様ができあがっていく秘密はこちらの「緯(よこ)ヘムロ」にあります。緯ヘムロに横糸を張り、型紙を使って文様を描く「型付け」と呼ばれる作業を行います。
その後、白く残したい部分にだけ「あらそ」と呼ばれるヒモで横糸をきつく縛り(「絣結え」と呼ばれる作業)、藍色に染めてから「あらそ」を取り外し、織っていきます。
「あらそ」で縛られていた部分は藍色に染まることなく、絣が織り上がったときに文様が浮かび上がるようになるそうです。「緯ヘムロ」は広瀬絣独特の道具です。
上の写真は「絣結え」を行っている途中の状態です。