花束贈呈がアナウンスされると、舞台袖からゆるキャラが登場。那須与一をモデルにした「与一くん」だ。与一くんはゆるキャラグランプリ2013で5位入賞を果たすほどの人気者。羽生三冠の頬も緩んでいた。渡辺王将も昨年の前夜祭では「どういう『ゆるキャラ』がいるかなどを事前に調べます」と語っていた。花束のプレゼンターは「与一の里大田原きらきらメイツ」の井上奈保子さんと、「大田原市観光協会観光コンシェルジュ」の荒木智美さん。渡辺王将には荒木さんから、羽生三冠には井上さんからそれぞれ花束が贈られた。
■渡辺王将
「皆さまあらためまして、こんばんは。本日はお忙しい中大勢の方にお集まりいただきまして、また、このような盛大な前夜祭を催していただきまして、ありがとうございます。
大田原市で対局するのは、昨年に続きまして2回目なのですが、ホテル花月さんは、今年で8年連続での王将戦開催ということで、昨年も安心して対局に臨むことができました。そのおかげもありまして、内容的にも良い将棋を指すことができて、結果も勝つことができました。昨年は第4局だったんですが、この王将位の獲得に向けて大変大きな一勝を挙げることができたのは、いい思い出になっています。
大田原市は、聞いたところによりますと、米の生産と、イチゴなど果物の生産も非常に盛んということで、昨年も対局の合間にそういったものをいただきました。将棋も勝てて、食べ物もおいしくいただきまして……。いまのところですけど、この大田原市にはいいイメージしかありません(笑)。是非それを持続できるように、悪いことが起きないように、明日から頑張りたいと思っています。 今期の王将戦は、まだ始まったばかりで第2局ですけれども、これから対局が進んでいくにつれて、一局の重みも増していきます。より一層いい将棋を指せるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
■羽生三冠
「あらためまして、こんばんは。本日は前夜祭をこのように盛大に開催していただきまして、誠にありがとうございます。
大田原での王将戦、9年連続ということで、すっかり定着しているという感があります。私も何回もこちらのほうに来させていただいておりますけれども、本当に地元のみなさまに熱心に設営していただいています。また、地元の小中学生の方たちに観戦していただくということで、将棋はいろいろな形で報道していただいたり、伝えていくという機会があるのですが、実際に現実の対局を観戦していただくということで、緊張感、緊迫感といったものを子供たちに伝える機会を作っていただいているということは、とてもありがたいことだと思っております。
王将戦は年が明けてすぐに開幕するわけですので、1年を占うという意味で非常に大きな対局だと思っています。残念ながら開幕の第1局は負けてしまったのですが、またここから挽回できるように頑張っていきたいなと思っています。
以前、ここに来た時は、那須与一の銅像を見せていただいたのですが、今日はゆるキャラ(与一くん)に会えました。私も結構いろんなところで、ゆるキャラに会うのですが、与一くんはかなり大きくて、非常にインパクトがあるなあ、と感じました。私も明日からインパクトのある将棋が指せるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
(書き起こし=八雲、写真=文)
■渡辺王将
「皆さまあらためまして、こんばんは。本日はお忙しい中大勢の方にお集まりいただきまして、また、このような盛大な前夜祭を催していただきまして、ありがとうございます。
大田原市で対局するのは、昨年に続きまして2回目なのですが、ホテル花月さんは、今年で8年連続での王将戦開催ということで、昨年も安心して対局に臨むことができました。そのおかげもありまして、内容的にも良い将棋を指すことができて、結果も勝つことができました。昨年は第4局だったんですが、この王将位の獲得に向けて大変大きな一勝を挙げることができたのは、いい思い出になっています。
大田原市は、聞いたところによりますと、米の生産と、イチゴなど果物の生産も非常に盛んということで、昨年も対局の合間にそういったものをいただきました。将棋も勝てて、食べ物もおいしくいただきまして……。いまのところですけど、この大田原市にはいいイメージしかありません(笑)。是非それを持続できるように、悪いことが起きないように、明日から頑張りたいと思っています。 今期の王将戦は、まだ始まったばかりで第2局ですけれども、これから対局が進んでいくにつれて、一局の重みも増していきます。より一層いい将棋を指せるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
■羽生三冠
「あらためまして、こんばんは。本日は前夜祭をこのように盛大に開催していただきまして、誠にありがとうございます。
大田原での王将戦、9年連続ということで、すっかり定着しているという感があります。私も何回もこちらのほうに来させていただいておりますけれども、本当に地元のみなさまに熱心に設営していただいています。また、地元の小中学生の方たちに観戦していただくということで、将棋はいろいろな形で報道していただいたり、伝えていくという機会があるのですが、実際に現実の対局を観戦していただくということで、緊張感、緊迫感といったものを子供たちに伝える機会を作っていただいているということは、とてもありがたいことだと思っております。
王将戦は年が明けてすぐに開幕するわけですので、1年を占うという意味で非常に大きな対局だと思っています。残念ながら開幕の第1局は負けてしまったのですが、またここから挽回できるように頑張っていきたいなと思っています。
以前、ここに来た時は、那須与一の銅像を見せていただいたのですが、今日はゆるキャラ(与一くん)に会えました。私も結構いろんなところで、ゆるキャラに会うのですが、与一くんはかなり大きくて、非常にインパクトがあるなあ、と感じました。私も明日からインパクトのある将棋が指せるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
(書き起こし=八雲、写真=文)