2014年1月
2014年1月28日 (火)
現地へ
第3局、1月29・30日に神奈川県足柄下郡で対局
第63期王将戦七番勝負第3局は1月29・30日に神奈川県足柄下郡箱根町「ホテル花月園」で行われます。
渡辺明王将の2連勝で迎えた一番。渡辺明王将が3連勝で防衛に王手をかけるのか。それとも羽生善治三冠が初勝利を挙げるのか。注目の一番は、渡辺明王将の先手です。
本局の立会人は久保利明九段、副立会人は飯塚祐紀七段、記録係は田中悠一四段。
ニコニコ生放送の解説を担当するのは、1日目が先崎学八段と安食総子女流初段。2日目が広瀬章人七段と藤田綾女流初段です。
本局のインターネット中継は棋譜・コメント入力を文記者、ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。
2014年1月24日 (金)
第3局は1月29・30日に対局
感想戦
大盤解説会場にて
終局直後
■渡辺王将
―― 1日目からあまり前例のない展開になりましたが、進行をどのように見ていましたか。
渡辺 ▲2五銀(27手目)が通っちゃったので、ちょっと用意が不足していた感じが……。
―― 歩損ですが、形勢は。
渡辺 そうですね、その予定で△8三銀(24手目)とやってなかったので、ちょっと。いきなり▲2五銀を通しているようでは、と思いました。
―― 2日目になりまして、封じ手は予想されていましたか。
渡辺 うーん。手が広いところなので、いろいろな手があるかなと思いました。
―― その後は一転駒組みになりましたが。
渡辺 序盤で失敗したと思ったので、息長く指してチャンスがあればとは思っていました。
―― 昼食休憩再開後に△9五歩(58手目)と仕掛けましたが、ある程度成算はあったのでしょうか。
渡辺 忙しい意味があったので。わからなかったですけど、攻めてみようと思いました。
―― 効果があったというか、これで優勢に立たれたということでしょうか。
渡辺 そうですね。攻めがうまくいっているような気はしてたんですが、ただ入玉含みになったので。なかなかはっきりしなかったですね。
―― 勝ちになったと思った局面は。
渡辺 △5五角(106手目)で桂馬を外す手がぴったりのような気がして。残っているかなと思いました。
―― これで2連勝となったわけですが、第3局以降はどうでしょうか。
渡辺 そうですね、持続できるようにがんばりたいと思います。
■羽生三冠
―― 1日目を終えていかがでしたか。
羽生 歩得したんですけど、結局でもその歩得を返さないと角が使えないので。はっきりしない将棋なのかなあ、と思っていました。
―― 封じ手は18時ちょうどに指されましたが、ある程度決めていた?
羽生 角を使わないと駒がよくないかなと思いましたので。でも、その後の構想に問題があったような気がしましたね。
―― たとえばどのような?
羽生 ▲7五歩(53手目)は間違いなくおかしかったと思います。何か違う……単に▲5六歩くらいで。それでどうなるかわからないですけど、でもそういうふうに指すべきでした。
―― 端攻めはある程度覚悟されていたと思うんですけども。
羽生 いやあ(笑)、もう全然ダメだと思いました。ええ、ええ。
―― これで連敗になったのですが、第3局以降については。
羽生 気を新たに臨みたいと思います。
―― 1日目からあまり前例のない展開になりましたが、進行をどのように見ていましたか。
渡辺 ▲2五銀(27手目)が通っちゃったので、ちょっと用意が不足していた感じが……。
―― 歩損ですが、形勢は。
渡辺 そうですね、その予定で△8三銀(24手目)とやってなかったので、ちょっと。いきなり▲2五銀を通しているようでは、と思いました。
―― 2日目になりまして、封じ手は予想されていましたか。
渡辺 うーん。手が広いところなので、いろいろな手があるかなと思いました。
―― その後は一転駒組みになりましたが。
渡辺 序盤で失敗したと思ったので、息長く指してチャンスがあればとは思っていました。
―― 昼食休憩再開後に△9五歩(58手目)と仕掛けましたが、ある程度成算はあったのでしょうか。
渡辺 忙しい意味があったので。わからなかったですけど、攻めてみようと思いました。
―― 効果があったというか、これで優勢に立たれたということでしょうか。
渡辺 そうですね。攻めがうまくいっているような気はしてたんですが、ただ入玉含みになったので。なかなかはっきりしなかったですね。
―― 勝ちになったと思った局面は。
渡辺 △5五角(106手目)で桂馬を外す手がぴったりのような気がして。残っているかなと思いました。
―― これで2連勝となったわけですが、第3局以降はどうでしょうか。
渡辺 そうですね、持続できるようにがんばりたいと思います。
■羽生三冠
―― 1日目を終えていかがでしたか。
羽生 歩得したんですけど、結局でもその歩得を返さないと角が使えないので。はっきりしない将棋なのかなあ、と思っていました。
―― 封じ手は18時ちょうどに指されましたが、ある程度決めていた?
羽生 角を使わないと駒がよくないかなと思いましたので。でも、その後の構想に問題があったような気がしましたね。
―― たとえばどのような?
羽生 ▲7五歩(53手目)は間違いなくおかしかったと思います。何か違う……単に▲5六歩くらいで。それでどうなるかわからないですけど、でもそういうふうに指すべきでした。
―― 端攻めはある程度覚悟されていたと思うんですけども。
羽生 いやあ(笑)、もう全然ダメだと思いました。ええ、ええ。
―― これで連敗になったのですが、第3局以降については。
羽生 気を新たに臨みたいと思います。