図は71手目▲4八金まで。渡辺竜王が熟考しています。控室では中座七段が△3六歩を検討。ニコニコ生放送の阿久津七段も指摘しています。
△3六歩以下▲同銀△2四桂▲3五歩△3六桂▲同玉△4七銀▲同金△3五飛▲同玉△4七馬(参考図)が一例。飛車をバシッと捨てる強襲。守り駒のない先手玉は詰めろではありませんが、受けは難しい状況です。放っておくと△5三銀が詰めろになります。中座七段は「自分の読みでは受けが分かりません」と話します。
参考図以下▲4九飛は△3四歩▲4五玉△4四歩▲同角△4八歩(参考2図)が軽妙な手順。次いで▲同飛寄△同馬▲同飛△3三銀となれば後手の攻めは途切れませんし、守りもしっかりしています。
2013年1月14日 (月)