2022年2月24日 (木)

対局開始前(2)

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Img_2066(9時50分すぎ、里見女流名人が駒箱を手に取った)

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Img_2103(対局開始を待つ両者。対局室には井上慶太・日本将棋連盟常務理事の姿もあった)

(潤)

対局開始前(1)

Img_2032(9時35分頃の対局室。立会人の浦野真彦八段と記録係の石本さくら女流二段の姿があった)

Img_2028(石本女流二段が本局がタイトル戦での初の記録係となる)

Img_2033(9時43分、里見女流名人が対局室に姿を見せた)

Img_2039(伊藤女流三段は9時45分の入室だった)

(潤)

対局開始

Photo(先手の里見香奈女流名人)

Photo_2(後手の伊藤沙恵女流三段)

Photo_3(10時になって対局が開始された)

(潤)

本日のスケジュール

おはようございます。
本日のスケジュールは以下のとおりです。よろしくお願いいたします。

10:00 対局開始
11:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
14:00 午後のおやつ
??:?? 終局

Img_2008(本日の大阪は晴れ)

(潤)

第4局は2月24日に大阪府大阪市「関西将棋会館」で

里見香奈女流名人に伊藤沙恵女流三段が挑戦する第48期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負は、挑戦者が連勝スタートの後、女流名人が1勝を返して第4局を迎えました。伊藤女流三段が悲願の初タイトル獲得となるか、里見女流名人がここも踏ん張ってフルセットに持ち込むか、注目の第4局は2月24日(木)に大阪府大阪市、関西将棋会館「御上段の間」で指されます。先手は里見女流名人。対局開始は10時。持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時まで。立会人は浦野真彦八段。記録係は石本さくら女流二段が務めます。スポーツ報知の観戦記担当は小島渉さんです。

本局の中継は棋譜・コメント入力を武蔵、ブログを潤が担当します。
よろしくお願いいたします。

【主催:報知新聞社】
http://www.hochi.co.jp/hobby/shogi/joryumeijin/

【特別協賛:株式会社ユニバーサルエンターテインメント】
http://www.universal-777.com/corporate/culture/shogi/

【第4局の棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/48/joryumeijin202202240101.html 

(潤)

2022年2月 6日 (日)

ありがとうございました

本局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。第4局は2月24日(木)に大阪府大阪市「関西将棋会館」で行われます。次局もお楽しみに。

Dsc_3656(会場の「いちいのホール」から江戸川方面を臨む。夕暮れのなか、鳥が一羽飛んでいた)

(紋蛇)

大盤解説会に登場

Dsc_3648(オンライン大盤解説会に登場し、感想を述べた)

「早い段階で戦いになって、もう昼食休憩のあたりは勝負どころが続いていたんですけど、そのなかでも一手一手考えて自分の力を出しきることができたかなと思います。引き続き苦しい状況は変わらないんですけど、目の前の対局に一局一局集中してこれからも頑張ります」(里見女流名人)

「序盤のあたりで思っていたような戦果が上がらなくて、そのあたりちょっと誤算があったのが響いてしまったかなと考えています。次局は切り替えて精一杯頑張りたいと思います」(伊藤女流三段)

(紋蛇)

終局直後

Dsc_3625(終局直後)Dsc_3633(1勝を返した里見女流名人)


【里見女流名人の談話】

――一局全体の感想をお願いします。

里見 早い段階で戦いになったんですけど、さばき合いになったところはまずまずかなと思っていて、それ以降も一手一手考えながら、力を出しきれたかなと思います。

――ゴキゲン中飛車ではなく急戦向かい飛車でした。途中は昨年11月の第2期ヒューリック杯女流順位戦A級▲伊藤沙恵女流三段-△里見香奈女流五冠戦でも指された局面もありましたが、念頭にあったのでしょうか。

里見 そうですね。ちょっと迷っていたんですけど、本局はこれでいこうかなと思っていました。

――△2四歩から2筋の折衝がありましたが、どのように考えていましたか。

里見 前に経験のある形だと思うんですけど、自然に対応して悪くないと思っていました。ただ、やっているときは何が飛んでくるかわからなかったので、慎重に指していました。

――昼食休憩のあたりはどう見ていましたか。

里見 自分の棋風から考えていちばん間違えない選び方をしていたんですけど、途中は難しくてもう少しいい手があったかもしれないですけど、その時々で最善は尽くせたかなと思います。

――△2五飛のところで△2六飛もあるかといわれていました。

里見 そうですね。ちょっと△2五飛のほうが控えめな手なので多少、妥協はしていたんですけど、考えた結果△2五飛のほうで戦おうかなと思いました。

――午後に桂香で攻め込む展開になりました。

里見 だいぶ斬り合う順を考えていたんですけど、あまりうまくいかないので無難に指そうと思っていました。

――△4六歩から△3五歩、△3四角の組み合わせはいかがでしょうか。

里見 一気に寄せにいく順も考えていたんですけど指し切れなかったです。曲線的にはなるんですけど、どう対応するのかわからなかったです

――勝ちを引き寄せた局面は?

里見 最後のほうですね。相手玉が見えてきたあたりなので、△6六香と走ったところです。

――五番勝負を連敗スタートから1勝あげました。

里見 第1、2局は反省の多い内容で、今日は力を出し切れてよかったなと思います。ただ苦しい状況は変わらないので、一局一局頑張りたいと思います。

――結果と内容、どちらも手ごたえを感じた

里見 第2局はよくなってからやれなかったので、そこはよかったなと思います。

――野田市は13期連続の対局です。

里見 野田対局は地元支部の方をはじめとし、長年に渡ってご尽力いただいていて、地元の温かさを感じているので、今日は一生懸命、対局に専念しようと自然と思わされるような本当にいいところだなろと思っています。

――第4局はホームの大阪です。その抱負をお願いします。

里見 目の前の対局に集中できるように、コンディションを整えたいと思います。

Dsc_3642(伊藤女流三段はシリーズ初黒星)

【伊藤沙恵女流三段の談話】

――全体を振り返って。

伊藤 何となく描いてはいたんですけど、途中で誤算があって、そこから形勢を損ねてしまったので、悔いの残る一局になってしまいました。

――前例から銀冠ではなく穴熊を選ばれましたが、序盤はどうでしたか。

伊藤 対応を多分間違えていて、そこに悔いが残りますね。(▲2三角のあたりは)もうちょっと戦えるかと思っていたんですけど、進めてみたらうまい攻めがなかったです。

――タイトル獲得まであと1勝の勝負が続きます。次局の抱負をお願いします。

伊藤 そうですね。切り替えて頑張りたいと思います。

――野田対局は3期ぶりでした。

伊藤 毎年、対局環境を整えていただいて感謝しています。こういう状況のなかでも快適に対局することができましたので、本当に感謝しているところです。


(紋蛇)

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