対局室の横には、かつて千利休が豊臣秀吉の許可を得て宇治田原に建てたと伝えられる、独楽庵があります。(独楽庵入り口)(中には優雅な庭園が広がる)(中露地)(中潜りをのぞくと、独楽庵が見える)
(独楽庵)(武蔵)
上図は1四にいた銀を引いた局面です。香の利きを通して自玉を固めながら△1七歩成を狙っています。加藤女流三段は陣形をまとめながら、反撃開始となるでしょうか。
(昼食休憩明けでは頭を押さえるシーンもあった。現在の局面をどのように見ているか)(武蔵)
午前中、関係者は企画展示室を見学しました。(企画展示室。建物は当時の米蔵を模している)(現在は出雲、石見地方ゆかりの美術工芸品を紹介している)(山崎八段、清水女流七段、北村女流初段が見学した)
(興味津々の様子で逸品を眺めていた)(武蔵)
出雲文化伝承館は、出雲地方の伝統を伝えるため、平成3年に開館されました。「出雲流庭園」の代表的な名庭が多く残されており、松平不昧公ゆかりの茶室「独楽庵」や、現代数寄屋建築の茶室であり、本局の対局場でもある「松籟亭(しょうらいてい)」など、出雲地方特有の文化財や美術品の展示施設、そば処があります。そんな館内をご紹介します。(出雲文化伝承館外観)(出雲屋敷。かつて出雲地方の大地主だった江角家の母屋と長屋門を移築した。出雲市の指定文化財)
(本局が行われている松籟亭)(対局者が昼食を頼んだ羽根屋)(武蔵)
穴熊から、端棒銀の勝負順を繰り出してきた加藤女流三段。里見女流名人は逆サイドの桂跳ねに着手しました。先手の狙い筋は桂を手にすることにありそうです。控室では変化手順として、△1五銀▲7三桂不成△8三歩▲8一桂成△8四歩▲2四桂(変化図)が示されました。変化図は金と香の両取りがかかっており、△3一金なら▲1二桂成△同玉▲1五香や、単に▲1五香が厳しくなります。後手は角を手にしたものの歩切れになっており、端攻めの継続が難しいです。山崎八段は「振り飛車党の手ですね。桂を手にしてから▲2四桂と打てれば、先手がよさそうです」と感想を述べました。
(遊び駒を活用する桂跳ねで、局面をリードできるか)(武蔵)
現地の大盤解説会が始まりました。当日席などはございませんので、ご了承ください。大盤解説会の模様は、出雲市YouTube公式チャンネルでも配信されます。【第47期岡田美術館杯 女流名人戦 五番勝負 第2局(里見香奈女流名人 対 加藤桃子女流三段)大盤解説会 オンライン配信】https://www.youtube.com/watch?v=RfPfr8u0H_o
(大盤解説会が行われる縁結び交流館)(解説を務める山崎八段と聞き手の北村女流初段) (武蔵)
14時、午後のおやつの時間になりました。おやつは、patisserie SUBSTANCE(パティスリー シュブスタンス)のチョコレート詰め合わせです。(左上から右にピスタチオ、パッションキャラメル、ガナッシュ。左下から右にプラリネ、キャラメル、紅茶。6種類の味が楽しめる)(武蔵)
(最後に本殿正面でお詣りと記念撮影を行った)
(武蔵)