2025年3月30日 (日)

局面が大きく動く

20250330_95図は95手目▲4六歩まで。福間女流名人は熟考して△5四飛とし、以下▲3六角△4九飛▲4八金打△9九飛成▲5四角△同玉▲5三飛△4四玉▲6四角(下の図)とあっという間に進みました。

20250330_105△5四飛は△4九飛に▲4八金なら△同飛成▲同玉△5七銀の攻めを狙ったものですが、西山女流三冠は▲4八金打と守りに金を使っても攻めがつながると判断して踏み込みました。実際、下の図の▲6四角の局面は▲5五角の王手竜取りと▲8二角成の両狙いが厳しいです。守り駒のない福間女流名人は先手の攻めをしのげるでしょうか。
(銀杏)

Dsc_4415002(福間女流名人の攻めを強く迎え撃って切り合いに出た西山女流三冠)

茂木佐公園(野田児童遊園)

野田市市民会館からすぐのところに茂木佐公園(野田児童遊園)があります。茂木佐平治家の稲荷神や龍神をまつるための金宝殿があります。(銀杏)

Dsc_4273 (金宝殿)

Dsc_4268(桜が咲いてきれい)

2024年度の女流タイトル戦

今日は3月30日。本局は2024年度最後のタイトル戦対局です。今期五番勝負は第4局が4月4日、第5局は4月11日に予定されています。

2024年度の女流タイトル戦を振り返ってみます。

第4期白玲戦 西山白玲4-2福間女流五冠
第6期清麗戦 福間清麗3-1加藤桃子女流四段
第17期マイナビ女子オープン 西山女王3-0大島綾華女流二段
第14期女流王座戦 福間女流王座3-0西山女流三冠
第35期女流王位戦 福間女流王位3-0加藤女流四段
第46期女流王将戦 西山女流王将2-1福間女流五冠
第32期倉敷藤花戦 福間倉敷藤花2-0伊藤沙恵女流四段

2024年度に終了した7つの女流タイトル戦はすべてタイトル保持者が防衛しています。全棋戦でタイトル防衛となるかどうか。
プロ棋戦のほうも、第9期叡王戦で伊藤匠七段(当時)が藤井聡太叡王(当時)を3勝2敗で破った以外は、すべてタイトルホルダーの藤井聡竜王・名人がタイトル防衛して七冠を堅守しました。全体を見ると、タイトルホルダー強しの1年といえそうです。
(銀杏)

力強い受け

20250330_71図は71手目▲4七玉の局面。3八に玉がいて△3六同飛と王手をかけられたところ、西山女流三冠は▲4七玉とかわしたのです。▲3七歩は△4六飛や△2六飛で後手の攻めが続きますし、▲3七銀も△3四飛から△3六歩が生じます。▲4七玉は形にこだわらない力強い手で、△4六飛を防ぎつつ2七歩から遠ざかっています。
(銀杏)

Dsc_4243 (野田市市民会館の玄関に雛人形が飾られてあった)

午後のおやつ

14時30分になり、対局者に午後のおやつが出されました。西山女流三冠はモンブラン、ココア。福間女流名人はいちごババロア、カフェオレ(ホット)、緑茶でした。
(銀杏)Dsc_4548(西山女流三冠のおやつ)

Dsc_4554 (福間女流名人のおやつ)

野田市市民会館(3)

野田市市民会館の庭園は国登録記念物です。(銀杏)Dsc_4334(野田市市民会館の庭園)

Dsc_4337 (茶室の「松樹庵」)

Dsc_4347

野田市の醸造関連遺産

対局場の野田市市民会館(茂木佐平治邸)や大盤解説会が開かれている興風会館などは、2007年に「野田市の醸造関連遺産」として近代化産業遺産と認定されています。(銀杏)

【近代化産業遺産】
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/kindaikasangyoisan/index.html

Dsc_4245 (野田市市民会館の玄関に有形文化財や近代化産業遺産のプレートが掲げられていた)

Dsc_4502 (興風会館。茂木家や高梨家が設立した興風会によって、昭和4年(1929)に建築された。国登録有形文化財にも指定されている)

Dsc_4509 (桜が咲いている)

Dsc_4516 (興風会館からすぐのところにある千秋社の社屋。もともとは野田商誘銀行の社屋だった。こちらも近代化産業遺産に認定されている)

現地大盤解説会

13時になり、対局場から徒歩数分のところにある「興風会館」で現地大盤解説会が開かれました。梶浦宏孝七段と脇田菜々子女流初段が担当しています。(銀杏)

Dsc_4473 (解説会の様子)

Dsc_4488(解説を務める梶浦宏孝七段。「△7二玉(54手目)が感じのいい手です。強く戦えるようになりました」)

Dsc_4479 (脇田菜々子女流初段)

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