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14時から東京・将棋会館2階で大盤解説会が始まっている。「▲7五歩(51手目)がいい手でしたね」と滝七段は解説していた。 (40人ほどのお客さんが詰めかけている) (解説は滝七段) (聞き手は熊倉女流初段)
(牛蒡)
井道千尋女流初段と香川女流初段からチョコレートの差し入れをいただいた。
(井道女流初段はお酒入りのチョコレート) (先崎八段が手に取る。「(お酒が)結構くるね」との感想。大人の味だ) (こちらは香川女流初段のチョコレート) (さまざまな色と形で見た目にも楽しめる)
1図から▲2四飛△同歩▲5六角(2図)。上田女王が仕掛けからさらに厳しく後手を攻め立てている。控室を訪れた佐藤天彦七段は次のように解説する。「迫力のある攻めです。受ける側は苦労しそうですね。一手間違うとかなり危なくなります。ただし先手も攻めが切れる心配があるので、楽観できる形勢ではありませ ん。ここ数手が注目ですね」(佐藤天七段)
(14時ごろの控室) (左から相川春香女流3級、竹部さゆり女流三段、伊藤明日香女流初段) (北尾まどか女流初段) (佐藤天彦七段) (先崎学八段)
斎田晴子女流五段、熊倉紫野女流初段、香川愛生女流初段が控室へ。
(斎田女流五段) (熊倉女流初段) (「近くから撮られるのは苦手なんです」と熊倉女流初段) (香川女流初段)
再開の一手は△3二歩。桂を支える一手だ。 (△3二歩を着手する里見女流名人) (身を乗り出す上田女王)
上田女王は再開10分前には席に戻って考えていた。しばらくして里見女流名人が対局室へ。厳しい表情で盤を見詰める。
(里見女流名人のうな重・竹) (上田女王の玉子雑炊)
本局の使用駒は大竹竹風師作、菱湖書の盛上駒。
昼食休憩の局面で滝七段に見解を聞いた。「▲6五歩(37手目)の仕掛けは機敏だったと思います。居飛車党であれば穴熊に組んだ先手を持ってみたいと思うでしょう。先手の4八金がちょっとつらい形ですが、▲7五歩(図)から▲7四歩を見せられて後手も忙しい。図で△2五飛は▲同飛△同桂▲4四歩△5四銀▲同銀△同歩▲4三歩成△同金の味が良さそうです。後手の形を乱しただけでなく、▲4九歩の底歩も利くようになります。先手が少しやれるのではないでしょうか」(滝七段)
(立会人の滝七段)