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第65期王座戦五番勝負第1局

2017年9月 6日 (水)

感想戦(2)

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(八雲)

感想戦(1)

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(八雲)

2017年9月 5日 (火)

大盤解説会場へ

Img_8787 終局後、両対局者は大盤解説会場に足を運んだ。

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Img_8815 投了図で△2三桂なら「なるほど、まだ難しいところがあったかもしれません」と羽生王座。

(八雲)

終局直後

Img_8774 終局直後の様子。

Img_8780 大逆転で初戦を制した中村六段。

【中村太地六段の談話】
――本局を振り返って一言お願いします。
「ちょっと序盤で失敗してしまって。すごく冴えない感じになってしまいました。その後は……ちょっと、いろいろあり過ぎてよくわからなかったです」

Img_8783 羽生王座は疲労困憊の様子だった。

【羽生善治王座の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「そうですね、(序盤)8筋を詰めたところは、ちょっといいかと思ったのですが、その後の攻め方がおかしくて。うーん……(中盤以降は)いろいろあったとは思いますね」

(八雲)

中村六段が先勝

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王座戦五番勝負第1局は、185手までで中村六段が制しました。終局時刻は22時53分。消費時間は▲中村4時間59分、△羽生4時間59分。五番勝負第2局は、9月19日(火)に大阪府大阪市「ウェスティンホテル大阪」で指されます。

(睡蓮)

執念の粘り

178時刻は22時45分を回りました。控室で後手勝勢と言われてから、延々と将棋が続いています。少しずつですが、形勢が難しくなっているようです。

「さすがに逆転する見込みはないと思いますが……いやあ……ないと思いたいです。しかし、これだけ粘られると、羽生王座はもう優勢と思って指していないかもしれませんね。一局の将棋を勝ちきるのは本当に大変です」(塚田九段)

雁木の再構築で後手勝勢

12221時49分の局面。
控室では、図の△4三銀と雁木の構えを再構築した手が自玉を安全にしつつ寄せる好手で後手勝勢といわれています。逆転模様からの再逆転の熱戦も、いよいよ終局が近づいてきたようです。

(八雲)

最終盤へ

11021時20分過ぎ、局面はいよいよ最終局面を迎えようとしています。
「後手がうまくしのいで再逆転模様に見えます。ただ、具体的に読んでみると、まだまだ難しいです」(行方八段)
「▲4三銀が間に合うと先手勝ち筋ですから、その前に後手が寄せきれるかどうかですね」(塚田九段)

21時27分頃、上図から▲6二同金に△8五桂と進みました。
「△8五桂は一目好手です。次に△7三竜の狙いが厳しい。この手は先手が▲8二歩△同竜と叩いた手を逆用してとがめています。これは後手が良くなったでしょう」(塚田九段)

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(八雲)

先手の好手で逆転模様に

89図は20時頃の局面。▲6七角までの消費時間は▲中村4時間1分、△羽生4時間28分。
「▲6七角はいい手ですね。感触がいい。これは逆転模様です」と行方八段。ただ、いっぺんに先手が良くなったとまではいえず、その差はわずかです。今度は後手が辛抱してチャンスを待てるかどうか。形勢が揺れ動いています。

(八雲)

混戦模様

85図は19時20分頃の局面。
先手玉が上部に逃げ出す形となり、控室ではここで明快な寄せが見つかっていません。図の▲4四歩に△同銀と応じるようでは後手玉が弱体化して逆転模様と見られています。

「最善を尽くせは後手が残している感じはしますが、簡単ではない。実戦的には混戦といってよく、追い詰められているのは羽生王座のほうかもしれません」(ニコニコ生放送の屋敷九段)

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(八雲)

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