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2013年1月

2013年1月19日 (土)

前夜祭(1)

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(主催の報知新聞社・羽賀求取締役事業局長が挨拶)

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(日本将棋連盟理事・島朗九段)

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(野田市・根本崇市長)

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(吟) 

対局検分(2)

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(襖の立てつけが悪く、ギギギーと音がする。これには野月七段が「明日はもう少し静かに(閉めるよう)お願いしますね」。これに上田女王が「心の準備をしておきます」と応じ対局室は笑顔に)

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(空調には対局者に風が直接当たらないようガムテープが貼ってある)

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(終始、なごやかな雰囲気で行われた対局検分)

(吟)

対局検分(1)

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(検分が始まるとすぐに野月七段が「部屋の温度は大丈夫ですか?」と両対局者に声を掛ける)

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(吟)




川間駅へ


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(関係者一行は川間駅へ集合。澄み渡る青空だ)

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(川間駅へ到着し関係者と談笑する挑戦者の上田女王)

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(里見女流名人と本田女流三段も到着)

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(吟)

第2局は1月20日(日)

里見香奈女流名人の先勝で幕を開けた第39期女流名人位戦。里見女流名人の連勝か、挑戦者の上田初美女王が巻き返すか。注目の第2局は1月20日(日)、千葉県野田市「関根名人記念館」にて行われる。
立会人・解説は野月浩貴七段、聞き手は本田小百合女流三段、記録係は飯野愛研修会員が務める。

対局当日は佐々木勇気四段がTwitter解説を担当致します。下記URLにてお楽しみ下さい。
https://twitter.com/shogi_mobile

インターネット中継は棋譜・コメント入力が文記者、本ブログを吟が担当。どうぞよろしく申し上げます。

(吟)

2013年1月14日 (月)

終局後インタビュー

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里見女流名人

―― まだ熱戦冷めやらぬというところで恐縮ですが、一局を振り返っていただいて感想をお願いします。

「序盤は指しやすいかなと思っていたんですが、予定通りに進めたところで思っていたよりもよくないというか、ぱっとしない局面だったので、やや難しいかなと思っていました。自信がないところもありました」

―― 序盤は少し微差で先手リードという見方も控室ではありましたが?

「そうですね」

―― 終盤は上田さんのほうがいいと控室では終局直前まで見ていたんですが、勝ち負けの形勢判断はどう考えられていましたか?

「▲6三歩(77手目)を手抜かれるのを軽視していました。もっと早めに入れておくべきでした。ただ、どこで入るかはわかりません。確かにちょっと自信はなかったです」

―― でも負けがよぎる、というところまではいかなかったですか?

「意外と難しいのかなと思っていて、明快な負け筋はわからなかったです」

―― 第1局を制して、地元での開幕局を先勝しました。

「昨年は負けてしまったので、今年はいいスタートを切ることができてよかったと思います」

―― 第1局が終わったばかりですが、第2局に向けての抱負をお願いします。

「先後もわかっているので、しっかり準備をして一生懸命がんばりたいと思います」


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上田女王

―― 第1局を振り返って、大熱戦だったと思いますが。

「そうですね、序盤は苦しい出だしだったと思うのですが、中盤になってこの銀(3五銀)が交換なんですけどさばける形になって、少し難しくなったかと思いました。ただ、全部清算した後(67手目▲6六同飛までの局面)の指し方がいまいちよくわからなかったです」

―― 序盤はかなりいろんな局面を想定されて指されていたのかなと感じたのですが、長考に入ってしまったところ(32手目△4四銀に48分の考慮)は誤算があったんでしょうか?

「いえ、そういうわけではないのですが、局面自体がわからなかったので」

―― 時間に追われる展開になった影響もあったように思いますが。

「そうですね。▲4六歩(87手目)の局面でもうちょっと時間が欲しかったというのはありますね。でも、それは言ってもしょうがないです」

―― 控室では最終盤に上田さんに勝ちもある、という見方もありました。上田さんご自身はどう思われていましたか?

「▲6二歩成△同飛の局面は勝ちがあると思ったんですが、受けに回られる手をあまり深く読んでいなかったので具体的にはわからないですね」

―― 第2局の巻き返しに向けて抱負をお願いします。

「番勝負ですので先後が決まっていることもありますし、また一週間後まで時間がありますので準備をして臨むだけです」


(若葉)

感想戦

対局室では感想戦が行われています。

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(勝った里見女流名人。4連覇に向けて幸先のよいスタートを切った)

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(感想戦を見守る杉本七段)

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(勝負手から流れを引き寄せた上田女王だったが、時間に追われ難解な終盤を読み切れなかった。第2局以降に期待がかかる)

(若葉)

大盤解説会場へ

インタビュー終了後、ファンの待つ大盤解説会場に移動して感想戦が行われました。

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(関係者と移動する両対局者)

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(大盤解説の山崎七段とともに一局を振り返った)

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(里見女流名人)

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(上田女王)

(若葉)

終局直後

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(主催紙のインタビューを受ける里見女流名人)

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(一進一退の攻防の末、惜しくも好局を落とした上田女王。第2局以降に巻き返しを図る)

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(投了の局面。▲6四飛成以下は△7四銀▲7五竜△9四玉▲9五竜までの即詰みである)

(若葉)

里見女流名人が先勝

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第39期女流名人位戦第1局は113手までで里見香奈女流名人の勝ちとなりました。終局時刻は16時27分。消費時間は▲里見2時間27分、△上田2時間59分(持ち時間各3時間)。第2局は1月20日(日)に千葉県野田市「関根名人記念館」にて行われます。

(翔)

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