久保九段に聞く
大盤解説者の久保九段が現地に到着しました。
――ここまでの進行について。
久保 先手は9筋を突き越していて、ありそうでない形。後手は9筋逆襲も考えているかもしれませんが、基本的には先手の様子を見ながら指していくことになりそうです。先手のほうが指し手はわかりやすいですね。桂や飛車を攻めに使っていくイメージです。先手の攻めをすべて防ぐのは難しいので、後手はうまく待ちたいです。
――このシリーズについて。
久保 対抗形シリーズになるでしょうから個人的にも注目しています。菅井八段はいろいろと研究・対策をぶつけていくでしょう。対して藤井叡王がどのように指し回していくか。(藤井叡王は)番勝負を重ねながら対策を深めていくのかもしれません。
対局再開
昼食休憩
午前の控室
持久戦模様
10時45分、駒組みが続いています。角換わりのようにいきなり斬り合うのではなく、互いに力をためて、じっくりと戦う展開が予想されます。落ち着いた様子の藤井叡王、気合の入った表情で体を揺らす菅井八段。両者ともマスクを外して対局しています。
【臨時対局規定の廃止並びにマスク着用緩和措置について】
https://www.shogi.or.jp/news/2023/02/2023228.html
神田明神2
神田明神1
神田神社(神田明神)は、神田、日本橋、秋葉原、大手丸の内、旧神田市場、豊洲魚市場、108町会の総氏神です。社伝によれば、天平2年(730年)に創建。大己貴命(おおなむちのみこと、だいこく様)、少彦名命(すくなひこなのみこと、えびす様)、平将門命(たいらのまさかどのみこと、まさかど様)の3柱を祀っています。それぞれ、縁結び、商売繁盛、除災厄除の神様です。徳川家康が関ヶ原の戦いの際に戦勝祈願をしたと伝えられています。今年は5月中旬に神田祭の本祭(2年に1度。2年前はコロナ禍で神事のみ)が斎行されます。
叡王戦の開催は2年連続3回目。いずれも第1局でした。藤井叡王は2戦して2勝です。
【神田祭特設サイト】
https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/










図の局面で藤井叡王が16分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から1時間。消費時間は、☗藤井1時間33分、☖菅井1時間26分(持ち時間は各4時間)。藤井叡王の昼食は「海鮮丼、煎茶」。菅井八段は「旨味を詰めた特製ダレのうなぎ丼、アイスコーヒー」。
























第1局の戦型は後手三間飛車になりました。初手から▲2六歩△3四歩▲7六歩△3二飛。12手目△3三角で前例を離れています。チェスクロック式の対局では、序盤は時間を節約して早指しで飛ばすことも多いのですが、本局はじっくりと進んでいます。定跡の研究勝負ではなく、地力の勝負になりそうです。図の△7四歩は現代風の手で、以前と比べて振り飛車の作戦の幅が広がりました。