―本局を振り返って?
永瀬 少し指せていたような気はするのですが、それが具体的なものかどうかよく分からなかったので。ただ、作戦としてはある程度はうまくいったんじゃないかな、とは思います。
―序盤から流れを作っていた印象でした。手応えは?
永瀬 対局者だと結構、難しい将棋なのかなと全体的に思っていました。△8六歩(86手目)から8七玉型になってからは、こちらもかなり受けに神経を使う展開になりましたので、嫌みがついてしまったのかなと思います。
―次局に向けて?
永瀬 1時間半後ぐらいですが、次の対局に集中できるようにして頑張りたいなと思います。
―本局を振り返って?
豊島 定跡形の将棋だったのですが、開戦のところの手順に工夫をされて、それにうまく対応できなくて。時間を使って考えたのですが、多分、あまりいい手を指せませんでした、基本的にずっと悪いというか自信がないというか、そういう感じで進んでいって。(120手目△2六銀以下)飛車を取ってからは入玉含みで粘るというか、持将棋になるかどうかみたいな感じだったかなと思います。
―次局に向けて?
豊島 切り替えというか、しっかり頭が働くようにして頑張りたいと思います。
(関係者より、次局以降の説明を受ける両者)
インタビュー書き起こし=飛龍記者
写真撮影=武蔵
以上で、第3局の中継を終了します。
第4局は予定開始時間を遅め、19時30分から開始です。
ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。



七番勝負第3局は17時49分、207手で持将棋が成立しました。消費時間は▲永瀬1時間0分、△豊島1時間0分(チェスクロック使用)。第4局は引き続き、19時開始予定を30分繰り下げて19時30分から、同所で豊島竜王・名人の先手で行われます。
第2局に続いて、再び先手玉が入玉しました。このまま点数勝負に突入しそうです。
控室では、相入玉の可能性に触れられています。後手は香を取って、左辺の駒を取り除くとともに、△8三香が狙いです。
図の局面で、永瀬叡王も持ち時間を使いきりました。ここからは両者、1手60秒未満での着手となります。
16時前、豊島竜王・名人が持ち時間を使いきりました。永瀬叡王は残り5分ほどを残しています。

豊島竜王・名人が△4四歩と、自陣のキズを消したところです。控室の森内九段は「辛抱の一手」と評して、現局面から▲6五桂△6四銀▲8二角成△5五歩▲9一成香△5六歩▲5三歩(変化図)の進行を一例として挙げ、先手よしの見解を示しました。















