ハイペース 序盤からハイペースで進んでいた本局ですが、角換わりは両者得意の戦型であり、途中までは公式戦で前例のある手順でした。 1図は豊島叡王が△8五歩と「継ぎ歩」をした局面。データベースでは代えて△3二金と指した例がありましたが、着手の早さから豊島叡王の研究手だと思われます。この先は一手ごとに長考になるかもしれません。実戦は10時30分の時点で、62手目△3三桂(2図)まで進んでいます。