第10期五番勝負第1局 
昼食休憩
見届け人のアテンド棋士
斎藤八段の端攻め
午前のおやつ
神楽家
対局開始
対局開始前
おはようございます
前夜祭(3)
乾杯後に対局者は退出。立会人の屋敷九段、大盤解説会の解説・聞き手の広瀬九段と長谷川女流三段が対局の見どころを話しました。
(見どころを話す3人)
長谷川 タイトル戦に向けて、第1局とはどういう心境で迎えるものですか。
広瀬 五番勝負だと第1局というのはすごく大きいと思うんですよね。七番勝負なら負けてもまだ取り返せますけど、五番勝負で仮に振り駒で先手番になって負けてしまうといきなりまずいと。なので先手番のほうがプレッシャーがかかるんじゃないかと。
長谷川 私なら先手はうれしいと思ってしまいそうですが。
広瀬 性格が出ると思いますね。うれしいと思う人もいますし、やばい負けたら結構ピンチだと思う人もいます。自分なら後者を思ってしまいますね。
長谷川 両対局者の印象はいかがですか。
屋敷 強いとしかいいようがないですよね。ただ先ほど詰将棋解答選手権の話が出ていたのが面白いなと思いました。
広瀬 伊藤叡王も私も斎藤八段の作品は解けませんでした。そういうのって詰将棋作家はすごくうれしくなると思うんです。「解けそうで解けなかったー」みたいなのがいちばん。ただそれを伝えると明日に影響が出るかと思ったので、対局が終わってから伝えようと思います。
屋敷 戦型については予測不能で、何でもありそうです。▲2六歩△8四歩ぐらいまでは予想できますけど、まさかの△3四歩もあるかもしれませんので。
広瀬 斎藤八段は最近ちょっとフォームを変えていると思っていて、最新形を少し外すような。普段から考えているストックを出してくるかどうか。伊藤叡王は何でもこいのタイプなので、おそらくは斎藤八段の作戦に伊藤叡王がどう対応するかのシリーズになると思います。ただ斎藤八段は長考派で、持ち時間が減っても納得いくまで考えるので、最終的には一分将棋の秒読みになって最後に間違えたほうが負けるという展開も考えられます。戦型予想ではないですが、そういう秒読み勝負も楽しんでほしいですね。長谷川さんはどうですか?
長谷川 伊藤先生が昨年は挑戦者、今年は叡王という立場で、それがどう影響するのかは見どころだと思っています。明日は振り駒から始まりますので、本当に朝から目が離せない熱戦を皆さんと一緒に楽しみたいなと思っています。
(脇・日本将棋連盟専務理事が中締めをした)
「明日の対局が楽しみです。両対局者の健闘を祈ります」
(書き起こし=虹、写真=銀杏)



図の38手目△8五飛の局面を伊藤叡王が44分使ったところで12時30分となり昼食休憩に入りました。12時30分時点の消費時間は▲伊藤1時間21分。△斎藤1時間8分。対局は13時30分再開です。


図は30手目△1五歩の局面。斎藤八段が積極的に動きました。△9四歩型で△9五歩と飛車に近い側の端を攻めるのは部分的に見られますが、この△1五歩は珍しい動きです。立会人の屋敷九段も「1筋の攻防を見たことがない」と話しています。図以下▲7六歩△同飛▲1五歩△8六歩と進みました。先手が▲1四歩から▲1三歩成と逆襲する展開になるのかどうか、午前中から注目点の多い将棋になりました。
















