朝の対局室。立会人の青野九段が席に着き、記録係の福田三段が駒を磨いている。
ペコちゃんも着座して待っている。
朝の対局室。立会人の青野九段が席に着き、記録係の福田三段が駒を磨いている。
ペコちゃんも着座して待っている。
おはようございます。
現地、山梨甲府市は晴れ 時々 くもりの予報です。最高気温は34度と予想されています。
【本日のスケジュール】
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
15:00 午後のおやつ
【ライブ中継情報】
本局は「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ中継が行われます。
https://abema.tv/now-on-air/shogi
放送日時:8月3日(水)8時30分~23時
解説者:深浦康市九段、片上大輔七段
聞き手:安食総子女流初段、野田澤彩乃女流初段
また、ABEMAの新機能「マルチアングル放送」(有料)も行われます。
両対局者の個別の姿を視聴できるほか、ゲスト棋士による現地からのスペシャル企画も実施されます。
https://abema.tv/payperview/DHEx5AkpiyV5Cs
18時から関係者の夕食会が催されました。両対局者は冒頭のみ参加し、檀上で挨拶を済ませたあと、明日の対局に備えて自室に戻りました。
河村宣行・不二家代表取締役社長
「五番勝負では私どもの洋菓子を提供させていただいております。是非、お二方には対局でお疲れになった頭脳に栄養補給をしていただき、心身の癒しにお役に立てれば幸いでございます」
鈴木大介・日本将棋連盟理事
「今期から叡王戦では、対局者の脇に不二家様のお菓子ボックスが置いておりまして、チョコレートを食べながら将棋を指すと、非常にリラックスできていいなと思っています。いままでにない対局風景で将棋の歴史も変わって進んでいくものと思っております」
岩田次郎・レオスキャピタルワークス代表取締役管理本部長
「私どもの投資信託の『ひふみ』は、若い方に資産形成をしたいただこうという想いで提供しております。まさに豊島叡王、藤井王位・棋聖のお二人にピッタリの商品でございます」
小池正夫・日本将棋連盟山梨県支部連合会 会長
「この第2局が、両先生がベストを尽くされ、名局が誕生されますよう、心からご期待し、お祈りを申し上げます」
豊島将之叡王
「今日は温泉と料理を楽しんで、明日は力いっぱい戦いたい」
藤井聡太王位・棋聖
「明日は熱戦にできるよう、全力を尽くしたい」
両対局者が退席してから、立会人の青野九段が乾杯の音頭をとり、夕食会がしめやかに行われた。
本日のブログ更新は以上で終了します。
対局は明日9時開始です。どうぞお楽しみに。
検分のあと、両者に前日インタビューが行われました。
【豊島叡王の談話】
――常磐ホテルは2年前の竜王戦以来ですね。対局室を検分されて感想はいかがでしょうか。
豊島 本当に素晴らしい部屋を用意していただいて、明日も落ち着いて指せそうという感じです。 ――0勝1敗で迎える第2局、今度は先手番です。どう戦うか、お話をうかがえればと思います。
豊島 第1局は序盤でやや失敗してしまったのと、中終盤で何かありそうかなという感触は合っていたんですが、具体的な組み合わせが発見できなかったところがありましたので、そういうところを修正していけたらと思います。
――藤井王位・棋聖には今まで有利な星取りでしたが、直近は3連敗です。星で追いつかれているといった意識はありますか。
豊島 以前から指していて手ごわい相手だなと思っていましたし、最近の将棋もチャンスは作れていてこちらがうまく指せていない形なので、相手がどうこうというよりも、自分がうまく指せるようになっていけたらという感じでやっています。
【藤井王位・棋聖の談話】
――こちらでの対局は初めてですが、対局室を検分されて感想はいかがでしょうか。
藤井 こちらの常磐ホテルには2年前の竜王戦で見学の際に1回うかがったことがあるのですが、今回は対局者として来ることができて非常にうれしく思っています。対局室には初めてうかがったのですが、ここから見えるお庭の景色が非常に素晴らしく、よい対局室だなと思います。
――その頃はあまり暑くない頃でセミも鳴いていなかったと思うのですが、今は真夏の対局らしさを感じていますか。
藤井 暑いのは苦手なんですけど、対局室は冷房を利かせていただいているので、明日も快適に臨めると思います。
――先勝で迎える第2局です。重要性はどのように捉えていますか。
藤井 こちらは挑戦者という立場なので、スコアのことは気にせず、気負わず臨めればと思います。
――後手番ということも含めて、第2局に懸ける思いを教えてください。
藤井 豊島叡王は序中盤の精度がとても高いので、それにまずこちらが対応できるかがひとつのポイントになるかなと思っています。そのうえで最後までどちらが勝つかわからない勝負にできればと思います。
――豊島叡王には3連勝中ですが、星の上で追いついているなという感覚はありますか。
藤井 内容的にはどの将棋も押されている場面があったので、意識が変わったということはないんですけど。そういうことも含めて、あまり意識せずにやっていければと思っています。
(書き起こし=文)
豊島将之叡王に藤井聡太王位・棋聖が挑戦する第6期叡王戦五番勝負は、藤井王位・棋聖が先勝して第2局を迎えました。対局は8月3日(火)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われます。
対局は9時開始。持ち時間は各4時間(チェスクロック使用)、使い切ると1手60秒未満で着手します。昼食休憩は12時~13時。第2局の先手番は豊島叡王です。
本局の立会人は青野照市九段、記録係は福田晴紀三段(中川大輔八段門下)が務めます。現地大盤解説会(事前申込制)の解説は三浦弘行九段、聞き手は山田久美女流四段が出演します。
【株式会社不二家】(主催)
https://www.fujiya-peko.co.jp/
【不二家 叡王戦特設サイト】
https://www.fujiya-peko.co.jp/eiou/
【ひふみ】(特別協賛)
https://hifumi.rheos.jp/
【株式会社SBI証券】(特別協賛)
https://www.sbisec.co.jp/
【常磐ホテル】(対局場)
https://tokiwa-hotel.co.jp/
本局の中継は棋譜コメントを文、本ブログを八雲が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。