第6期五番勝負第2局 Feed

2021年8月 3日 (火)

14時から現地大盤解説会が始まりました。

Img_7070 会場は十分な広さと間隔が確保されていた。山梨県が行っている感染症対策の「やまなしグリーン・ゾーン認証」の規定に則った対策がとられているという。常磐ホテル自体もやまなしグリーン・ゾーンの認証を受けている。

Img_7074 三浦弘行九段と山田久美女流四段のコンビで軽快なトークが展開されていた。

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Img_7061 三浦九段の揮毫色紙。解説会の景品となる予定だ。

202108034613時50分頃、先手が馬作りを目指して▲8三角と打った手に対して、藤井王位・棋聖は24分使って△5四角と打ちました。この手を見た鈴木九段は「私の知ってる将棋のルールはあってますか。まったく意味がわからないのですが」と評しました。「私が大盤解説をやっていたらしびれる一手ですね」とのことです。令和の天才、藤井王位・棋聖の感覚、あるいは読み筋は、控室の棋士にも読み解けないようです。

Img_7058 控室の棋士をしびれさせる一手を放った藤井王位・棋聖。

Img_7012 昼休明けは豊島叡王が先に12時57分頃入室。

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Img_7030 藤井王位・棋聖は13時ちょうどに戻って来た。

Img_7039 再開後も考えていた。

Img_7044いよいよ午後の戦いが始まった。

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12時、図の局面で藤井王位・棋聖が23分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲豊島1時間27分、△藤井1時間31分。昼食の注文は、豊島叡王が「甲州牛の特製カレーライス」、藤井王位・棋聖が「常磐名物 カレーうどん御膳」。対局は13時に再開します。

Img_6981 「甲州牛の特製カレーライス」(コーンスープ、ミックスサラダ、デザート、ウーロン茶)。
甲州牛をじっくりと一昼夜煮込んだ欧風カレー。甲州産赤ワインが隠し味。

Img_6977 「常磐名物 カレーうどん御膳」(ひとくち稲荷、小鉢、水菓子、ウーロン茶)。
鰹出汁が決め手の和風ポークカレーを使ったカレーうどんです。

Img_6902 昭和4年創業の常磐ホテルは、昭和天皇を始めとして、多くの皇室が御宿泊されている格式高い宿。

Img_6899 ロビーから広大な庭園が望める。

Img_6911 今上天皇は、昭和の時代に浩宮殿下として、平成にも皇太子殿下として御宿泊されている。

Img_6914 趣のある廊下が広い庭園をぐるりと囲っている。

Img_6918 庭園の周りには離れが点在している。

2021080328先手が早繰り銀を目指すと後手も早繰り銀で対抗し、戦型は相早繰り銀となりました。図は9時半頃の局面で、後手が先攻する形で早くも戦いが始まっています。

2021080332緊張感が高まったのは図の局面。藤井王位・棋聖が銀取りに銀取りで返して、互いに銀を取り合うといきなり激しい展開が予想されます。

Img_6815 藤井王位・棋聖が強気に△4五歩と突いた。

2021080335しかし、豊島叡王は30分の熟考で銀を引いたので、盤上はいったん落ち着きました。先手は銀を引かされて面白くないようですが、その代償をどう求めていくのかが注目されます。

Img_6788 豊島叡王は熟考して銀を引いた。

10時を回り、対局者の控室に不二家のおやつが運ばれました。豊島叡王が「アーモンドショコラ」、藤井王位・棋聖が「プレミアムショートケーキ(国産苺)」を注文しています。飲み物は豊島叡王が「抹茶」、藤井王位・棋聖が「アイスカフェオレ」です。

Img_6884 アーモンドショコラ。
たっぷりのアーモンドダイスをナッツペーストで包み、ほろほろのショコラ生地で包み込むことで3層の食感が楽しめるプレミアムなショコラクッキー。

Img_6873 プレミアムショートケーキ(国産苺)。
国産苺を使用したオリジナルのショートケーキ。くちどけの良いシャンテリークリームと苺を2段でサンドした不二家にしかできない贅沢な1品。

※写真は撮影用のおやつです。