朝の対局室
本日のスケジュール
動画中継
本局の模様は「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ中継されます。
【第9期 叡王戦 五番勝負 第4局 藤井聡太叡王 対 伊藤匠七段|ABEMA】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/EEPqnvU2Mo9yD9
日時:5月31日(金)8時30分~23時
解説者:菅井竜也八段、佐藤和俊七段
聞き手:脇田菜々子女流初段、野原未蘭女流初段
本日の更新は以上です。明日9時開始の対局をお楽しみに。
大盤解説会
対局当日の31日は、現地で大盤解説会が行われます(応募は締め切り済み)。
出演者は佐々木勇気八段、三枚堂達也七段、門倉啓太五段、加藤結李愛女流初段です。
【第9期叡王戦五番勝負 第4局 前夜祭・現地大盤解説会|日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター】
https://kashiwa-shogi.com/eiousen9/
関西将棋会館で開催される大盤解説会は、福崎文吾九段と今泉健司五段が担当します。
【5/31 関西将棋会館道場にて第9期叡王戦第4局大盤解説会開催!】
https://www.shogi.or.jp/event/2024/05/531_94.html
また、東京都渋谷区「駒テラス西参道」でも大盤解説会が開かれます。解説は瀬川晶司六段、聞き手は安食総子女流二段です。
【駒テラス西参道 第9期叡王戦第4局大盤解説会】
https://www.shogi.or.jp/event/2024/05/_94.html
前夜祭(3)
両対局者は抱負を述べたあと、明日の対局に備えて降壇しました。続いて関係棋士、女流棋士、記録係が登壇。その後は佐々木勇八段、高見七段、三枚堂七段の3人で、本シリーズの第1局から第3局の将棋を振り返っていました。
(写真左から石田和雄九段、佐々木勇気八段、勝又清和七段、高見泰地七段、三枚堂達也七段、門倉啓太五段、加藤結李愛女流初段、鎌田美礼女流2級、宮原暁月三段)
(勢いは伊藤七段だが、藤井叡王も名人を防衛して流れを引き戻してきている、と三枚堂七段)
(高見七段。「追い込まれて苦しい状況」と自分から認めて平然としている藤井叡王の胆力に感嘆していた)
(伊藤七段は角換わりを志向するはずだが、そこで後手番の藤井叡王がどのような対策を用意しているのかが興味深い、と佐々木勇八段)
前夜祭(2)
柏には3年連続できています(※前期は柏対局は行われなかったが、叡王防衛後に「藤井聡太叡王を囲む会」が柏で行われた)。今日はラグビースクールジャパンを見学させていただいたのですが、そちらも昨年に新しく開校されたということで、くる度に新しくなっているといいますか、さまざまな先進的な取り組みが行われている街だなあという印象を持っています。柏には柏将棋センターもありますし、本当に将棋が盛んな地域だなあということも、くる度に実感しています。明日の対局は、スコア的には追い込まれて苦しい状況ではあるんですけれども、しっかりと集中して、皆様に最後まで楽しんでいただけるような熱戦にできるように全力を尽くします。
私は柏を訪れるのは、おそらく初めてかと思います。柏というと、やはり石田先生が師範を務めておられる柏将棋センターのイメージが強くあります。本当に多くの棋士を輩出していますし、将棋熱の高い地域なのだなと感じています。明日の対局は、シリーズとしては佳境といえる一局かと思います。第3局から1ヶ月ほど間が空きまして、自分としては久々の大きな舞台での対局です。見る方に楽しんでいただけるような熱戦をお見せできればと思っています。
私は木村義雄十四世名人の直系の棋士なんですね。そして板谷四郎九段(木村十四世名人の弟子であり、石田九段の師匠)、板谷進九段(板谷四郎九段の息子であり、石田九段の兄弟子)から、流れは藤井聡太叡王のほうに流れていく(藤井叡王の大師匠が板谷進九段)。そういう系列の一門でございます。木村名人は、将棋には勝負という面がありますが、しかしまた将棋には将棋道という広い世界があるのだということをいいました。ただ離れ小島で将棋に勝って、「強い、強い」といってたってしょうがない。今回の叡王戦のように、みんなの熱い視線に見守られてこそ、皆様の感動を得られる、そして将棋という存在が広く知れ渡るんだと思います。藤井さんは、みんなが何回もいってるように大天才です。この人に勝つなんてことは、とても信じられない。ところが早くも……。藤井さんは、自分でいってましたね。「追い込まれて苦しい状況です」なんて、淡々といってましたね。だから、「あんまり追い込まれてないのかな?」「こっちが勝手に追い込まれたと思ってるだけかな?」なんて、思いました。でも、明日はとっても面白い勝負です。楽しい勝負です。でも、見ているほうが楽しい将棋というのは、指している本人にとっては苦しいんですよ。しかし、そういうものなんです。柏での叡王戦が定着して、ますます盛り上がることを願っています。
(書き起こし=睡蓮)
前夜祭(1)
柏の葉カンファレンスセンターで行われた前夜祭の模様です。
第4局ということで、シリーズも終盤戦に差し掛かっています。先ほどの検分を見ましても、いつも以上に緊張感、そして注目度が増しているなと感じています。叡王戦はまだまだ若い棋戦ですが、だからこそさまざまに新しい取り組みができているという側面もあり、そういった取り組みを通じて、新しい将棋普及に生かしていけるような棋戦に育てていければと考えています。若い対局者のお二人には、才気と叡智あふれる将棋を指して、将棋ファンの皆様を楽しませていただきたいと思います。
(特別協賛社挨拶 中路武志・レオスキャピタルワークス株式会社 取締役CCO)
将棋の世界だけでなく、資産運用の世界でもAIの台頭が非常に進んでおり、AIが投資判断を行えば運用者は必要なくなるのではという声も聞こえます。しかし、AIは人間がより成長し、快適な世の中を作るための手段です。AIで研究を重ねたうえで、人間でしか発想できない一手、私たちの分野でいえば投資検討ということになりますが、経営者の人となりですとか、現地視察で感じる直感的なものを加えて投資判断をすることが大事だと考えています。ハイスピードで進化するテクノロジーを生身の人間が活用し、感性をプラスすることで、より素晴らしい世界が広がる。こういった視点で、将棋と資産運用の親和性を感じています。
(第4局協賛社挨拶 尾實健・三井不動産株式会社 柏の葉街づくり推進部長)
三井不動産では柏の葉で約20年、街づくりをさせていただいています。この街の開発は公・民・学が一体となって行っている非常に独特なもので、世界にもなかなか類を見ないようなスマートシティーといえます。叡王戦はいろいろなことにチャレンジしていく棋戦ということで、まさにいろいろなチャレンジをしながらつくられてきたこの柏の葉の街で叡王戦の対局が行われるということを、本当に感慨深く思っています。
一昨年にも、この会場、この柏の地で叡王戦を開催していただきました。名誉あるタイトル戦が再び柏の地で開催されることを、大変光栄に思います。柏では、明日も立会人を務められる石田和雄九段が柏将棋センターを開かれており、柏は将棋の根づいた地といえます。明日の熱戦が、多くの市民がいつも以上に将棋と触れ合える機会になることを期待しています。
(書き起こし=睡蓮)
対局検分
第4局は「柏市」で開催
藤井聡太叡王に伊藤匠七段が挑戦する第9期叡王戦五番勝負。シリーズは藤井叡王先勝のあと、伊藤七段の2連勝で第4局を迎えました。藤井聡太叡王に伊藤匠七段が挑戦する第9期叡王戦五番勝負。シリーズは藤井叡王先勝のあと、伊藤七段の2連勝で第4局を迎えました。
対局は5月31日(金)に千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」で行われます。開始時刻は9時、持ち時間は各4時間(チェスクロック使用)。使いきると1手60秒未満の着手となります。第4局の先手番は伊藤七段です。昼食休憩は12時~13時、おやつは10時と15時に出されます。立会人は石田和雄九段、記録係は宮原暁月三段(中川大輔八段門下)が務めます。現地大盤解説会の出演者は、佐々木勇気八段、三枚堂達也七段、門倉啓太五段、加藤結李愛女流初段です(事前申し込み制で、すでに締め切り済み)。
本局の中継は棋譜コメントを睡蓮、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。
【第4局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/9/eiou202405310101.html
【主催:株式会社不二家】
https://www.fujiya-peko.co.jp/eiou/
【特別協賛:ひふみ】
https://hifumi.rheos.jp/
【協賛:中部電力株式会社】
https://www.chuden.co.jp/
【協賛:株式会社豊田自動織機】
https://www.toyota-shokki.co.jp/index.html
【協賛:豊田通商株式会社】
https://www.toyota-tsusho.com/
【協賛:日本AMD株式会社】
https://www.amd.com/ja.html
【協賛:アパリゾート佳水郷】
https://www.apahotel.com/resort/kasuikyo/