現地大盤解説会
角の働き
後手は9筋から手を作り、上図のように▲8七角と打たせることに成功しました。以下△8一飛▲8六歩△6四角と進んで下図。
△6四角が好点の角打ちです。次は△8五歩▲同歩△4六角▲4八金△8六歩が狙い筋。後手は角の働きの差で優位に立とうとしています。先手は8七の角頭が薄く、石田九段は後手持ちの見解を示しています。実戦で伊藤七段は▲7五歩と角の利きを通しつつ、6四角の利きを緩和しました。
対局再開
昼食休憩時の対局室
昼食休憩
見届け人
本局の見届け人のアテンドを務めるのは屋敷伸之九段と竹部さゆり女流四段。「見届け人」は第4期叡王戦から実施されている制度で、対局開始時と感想戦の様子を間近で見ることができます。五番勝負に関しては、前日の検分を初めとした行事にも同席できます。ほかにも多数の特典があります。詳細は下記リンク先をご覧ください。
【第9期叡王戦五番勝負「見届け人」を募集します】
https://www.shogi.or.jp/news/2024/05/9_31.html
対局場
本局の対局場である「柏の葉カンファレンスセンター」は、「三井ガーデンホテル柏の葉」の2階に位置します。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」西口からは徒歩2分ほどと好立地です。当ホテルは、三井ガーデンホテルグループで唯一の天然温泉大浴場を備えているのが特色です。2年前に行われた第7期叡王戦五番勝負第3局も同地で行われました。
【柏の葉カンファレンスセンター】
https://www.kashiwanoha-cc.jp/
【三井ガーデンホテル柏の葉】
https://www.gardenhotels.co.jp/kashiwanoha/access/
午前のおやつ
戦型は角換わり腰掛け銀
戦型は角換わり腰掛け銀になりました。上図は4八にいた金を引いた局面。この手で前例がなくなっています。その後、先手は穴熊に組み替えてから▲2四歩(下図)と仕掛けました。