2024年4月20日 (土)

タイトル戦16連勝中の藤井聡太叡王

藤井聡太叡王は2023年9月12日の第71期王座戦五番勝負第2局以降、タイトル戦で16連勝中です。本局に勝つと、大山康晴十五世名人が1961年から1962年にかけて達成したタイトル戦17連勝の歴代一位記録に並びます。
藤井叡王は第71期王座戦を制して八冠独占を果たしたので、その後のタイトル戦でまだ負けていない、ということでもあります。
16連勝の内訳は以下の通りです(棋王戦第1局は持将棋)。

23年9月12日 第71期王座戦第2局 永瀬拓矢王座
23年9月27日 第71期王座戦第3局 永瀬拓矢王座
23年10月6・7日 第36期竜王戦第1局 伊藤匠七段
23年10月11日 第71期王座戦第4局 永瀬拓矢王座(王座獲得により八冠独占)
23年10月17・18日 第36期竜王戦第2局 伊藤匠七段
23年10月25・26日 第36期竜王戦第3局 伊藤匠七段
23年11月10・11日 第36期竜王戦第4局 伊藤匠七段
24年1月7・8日 第73期王将戦第1局 菅井竜也八段
24年1月20・21日 第73期王将戦第2局 菅井竜也八段
24年1月27・28日 第73期王将戦第3局 菅井竜也八段
24年2月4日 第49期棋王戦第1局 伊藤匠七段(持将棋)
24年2月7・8日 第73期王将戦第4局 菅井竜也八段
24年2月24日 第49期棋王戦第2局 伊藤匠七段
24年3月3日 第49期棋王戦第3局 伊藤匠七段
24年3月17日 第49期棋王戦第4局 伊藤匠七段
24年4月12日 第9期叡王戦第1局 伊藤匠七段
24年4月10・11日 第82期名人戦第1局 豊島将之九段

大山康晴十五世名人の17連勝も紹介します。
九段戦、十段戦は竜王戦の前身の棋戦です(九段戦は1日制8時間。ほかは2日制)。
また、当時の王将戦は三番手直りの指し込み制で、3勝差がつくと香落ちが行われました。

61年12月1日 第12期九段戦第3局 二上達也八段
61年12月13日 第12期九段戦第4局 二上達也八段
61年12月22日 第12期九段戦第5局 二上達也八段
61年12月29日 第12期九段戦第6局 二上達也八段
62年1月15・16日 第11期王将戦第1局 加藤一二三八段
62年1月26・27日 第11期王将戦第2局 加藤一二三八段
62年2月10・11日 第11期王将戦第3局 加藤一二三八段
62年2月20・21日 第11期王将戦第4局 加藤一二三八段(香落ち)
62年4月12・13日 第21期名人戦第1局 二上達也八段
62年4月26・27日 第21期名人戦第2局 二上達也八段
62年5月10・11日 第21期名人戦第3局 二上達也八段
62年5月24・25日 第21期名人戦第4局 二上達也八段
62年7月27・28日 第3期王位戦第1局 花村元司八段
62年8月10・11日 第3期王位戦第2局 花村元司八段
62年8月24・24日 第3期王位戦第3局 花村元司八段
62年9月10・11日 第3期王位戦第4局 花村元司八段
62年10月26・27日 第1期十段戦第1局 升田幸三九段