2021年7月25日 (日)

昨日15時45分頃、現地に集合した関係者一行は、対局検分の前に神田明神の本殿で対局の成功祈願を行いました。

A7305064(明神会館から本殿に案内される様子)

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A7305367(祈願のあとは本殿の前で記念撮影が行われた)

20210725_3612時、この局面で藤井王位・棋聖が約17分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は☗藤井1時間38分、☖豊島1時間21分。対局は13時に再開されます。
昼食の注文は、豊島叡王が「軍鶏親子丼、アイスレモンティー」、藤井王位・棋聖が「明神カツカレー(東京ビーフカツ)」です。

「明神カツカレー」は、年間60しか生産されない幻の黒毛和牛「東京ビーフ」が使用されています。

A7306195(豊島叡王のメニュー)

A7306189(藤井王位・棋聖のメニュー)

20210725_19_2戦型は角換わり。第1図の▲2四歩を境にして、乱戦になりました。直前に△3三銀と上がって飛車先交換を防ぐ手段もあったので、豊島叡王が誘った格好です。すでに前例はありません。

20210725_28少し進んで第2図。▲8八同銀は△同角成で先手の銀損となるため、必然的に▲3三飛成と飛車角交換することになります。

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11時20分現在、第3図まで進んでいます。先手は持ち歩の多さが主張点。後手は持ち駒の飛車に期待しています。「序盤は飛車より角」という格言がありますが、長期戦になれば飛車を手持ちにしている後手が有利になりやすいといえます。

日本将棋連盟会長として現地を訪れている佐藤康光九段と、ABEMAの現地解説を務める高野秀行六段に、両対局者が注文したおやつを食べてもらいました。

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A7306103(プレミアムモンブランを口に運んだ佐藤九段。「上品な甘さです」)

A7306081_2 (高野六段はアーモンドショコラ。「チョコが濃厚でおいしいですね」)

10時になり、両対局者に午前のおやつが出されました。どちらも不二家のお菓子です。注文は、豊島叡王が「アーモンドショコラ」。藤井王位・棋聖が「プレミアムモンブラン(熊本県産球磨栗)、アイスコーヒー」。

「プレミアムモンブラン(熊本県産球磨栗)」は、ビスケット生地にスポンジ、球磨栗ペースト、シャンテリークリーム、球磨ペーストのクリームを重ね、モンブラン好きにはたまらない逸品に仕上げた不二家自慢のケーキ。

「アーモンドショコラ」は、たっぷりアーモンドダイスをナッツペーストで包み、ほろほろのショコラ生地で包み込むことで3層の食感が楽しめるプレミアムなショコラクッキー(西洋菓子舗不二家限定商品)。
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A7305758(8時45分頃、藤井王位・棋聖が先に入室した)

A7305775(ほどなくして豊島叡王も姿を見せた)

A7305788(豊島叡王は襟元を正してから駒箱に手を伸ばした)

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A7305896(振り駒の結果、「と金」が3枚で藤井王位・棋聖の先手番が決まった)

両者の対戦成績は豊島7勝、藤井3勝。約4年前の初手合いから豊島叡王が6連勝と差をつけていましたが、最近では藤井王位・棋聖が盛り返しています。戦型は角換わり系が多めで、先手番のほうが勝率が高いというわけでもありません。

20210723_223635_2(画像はクリックで拡大できます)