2019年4月 6日 (土)
対局前日の昼食会(2)
午後のおやつ
対局前日の昼食会(1)
対局再開
昼食休憩時の対局室
昼食休憩
高見叡王が動く
3八の飛車を3六に浮いたのは、▲3五銀~▲3七桂と組む狙いですが、高見叡王が△8六歩▲同歩△8五歩と仕掛けました。
▲8五同歩は△同桂▲8八銀△8七歩▲同金△9七桂成。
▲9七同香は△8六歩▲7七金△同角成▲同桂△8七歩成で崩壊します。
控室でも継ぎ歩は指摘されていました。見つけたのは「木村さん」(鈴木九段)、「大ちゃん」(木村九段)と分かれていますが、評判は「後手が機敏に動いてペースを握ったのでは」で一致しています。
戦型は角換わり
戦型は角換わりになりました。木村九段、三浦九段のコメントは以下の通りです。
「永瀬七段が腰掛け銀ではなく早繰り銀を採用し、後手が△3三角と手放す展開になりました。私は昨年の王将戦の▲渡辺明-△豊島戦で、先手が快勝したのが印象に残っています。後手は玉形がまとめにくいので、このまま攻められないときつくなります。3三の角が働くかどうかですね。先手は玉を固めてから攻めればいいので、方針がわかりやすいといえます。▲6六歩を突くかどうかがひとつのポイントです」(木村九段)
「先手が▲6八金右から固めた場合は、後手は何もしなかったらひどい目に合うので攻めていきますが、居玉なので反撃の当たりが強いです。形勢は互角でも、実戦的には先手が勝ちやすいので、高見さんがどうバランスを取るかが大事ですね。後手は悪くなるとそのままだめになるので、神経を使います」(三浦九段)