2018年5月26日 (土)

囲み取材

Dsc_3244 (終局後に囲み取材があった)

――本局の中盤は苦しい展開でしたか

高見 端攻めが思ったよりもきつく、苦しめだと思っていました。

――どのあたりで勝ちが見えましたか

高見 最後のほうです。▲3二歩(141手目)から▲6三馬という手があるので、見落としがなければ。

――初タイトルを獲っていまの気持ち

高見 タイトル戦は初出場ですが、出るからには獲るつもりで、七番勝負出場が決まってから4ヵ月、毎日叡王戦のことを考えてきました。これから、もっともっと(叡王の名に恥じないように)毎日頑張らなければいけないなと思います。

――4ヵ月は長かったですか

高見 長い間、努力できたのは自分の糧になります。この叡王戦のために、本当にいろいろやってきました。

――シリーズを振り返って

高見 とても苦しい戦いでした。序中盤で(金井六段に)うまく指されてしまうことが多くて。でも、せっかく出させていただいているのですから、最後まで頑張らないといけないと思って指していました。

Dsc_3298 (インタビューに答える金井六段)

――後手優勢の評判もありました

金井 作戦がうまくいったかどうかは分からないまま、指し進めていました。好転したと思ったところもありますが、引き離す手を見つけられませんでした。

――シリーズを振り返って

金井 自分の実力は出たと思っています。

――高見将棋の印象

金井 ここぞという場面の勝負強さ、決断力。そういうギリギリのところの強さを感じました。

Dsc_3273

Dsc_3335 (取材が終わると、すぐに感想戦が始まった)

Dsc_3319