驚きの手から穏やかな流れに 18時40分頃に佐藤九段が△5一歩を着手すると、またまた控室では驚きの声が上がりました。以下は互いに自陣の駒の活用を図る進行で、流れが緩やかになっているとの評判です。19時30分頃には以下の局面まで進みました。 (対局室の照明。静かに戦況を見守る)
万国津梁館と九州・沖縄サミット 万国津梁館では、2000年7月に東京以外の地方都市としては初となる九州・沖縄サミット首脳会合が開催されました。当時の小渕恵三首相の英断により誘致され、その功績をたたえてメモリアル碑文と像が建てられています。 (小渕恵三氏の像と九州・沖縄サミットメモリアル碑文) (サミットが行われたサミットホール) (赤と白が特徴的な屋根瓦) (愛嬌のある表情のシーサー) (控室のニコ生デスクにはミニシーサー)
夕食休憩後の一手 夕食休憩前、40分の長考での△3一銀(2二から)に対して千田五段は▲6七角と打ちました。控室では打ちにくいと見られ、中村太六段から思わず「うわあー!」と声が上がりました。次は▲7六金や▲8六飛が狙いのようです。千田五段もこの着手に夕食休憩を挟む42分を消費しました。 (千田五段は辛抱する道を選んだ)
万国津梁館近くの風景より 明るい時間帯の光景です。 (海水浴に適したビーチ) (正面に万国津梁館、右手にザ・ブセナテラス) (ビーチ近くで見られる植物) (長手方向に30センチ近くもある) (ハイビスカス)
16時頃の展開 上図の△3三金に対して千田五段は1時間に達する長考で▲8九飛と自陣飛車を放ち、以下△7二金に▲8四飛と時間差でぶつけました。 飛車交換になるなら△7二金が▲6一飛の隙を作っているとの読みのようです。▲8四飛以下、△7六竜▲8七金に△6九角が強手。16時過ぎには▲6九同玉△6七竜と下図の局面まで進みました。 (佐藤九段は角捨てを敢行し、王手角取りをかけた)