2016年12月11日 (日)

15時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は両者ともにガトーフレーズ(イチゴのショートケーキ)で、飲み物は佐藤九段が「アップルジュース」、千田五段が「ホットコーヒー」です。

Img_9111ガトーフレーズ(イチゴのショートケーキ)。

Img_9116アップルジュース。

Img_9113_2ホットコーヒー。

13時半を回り、対局が再開されました。

Img_9085千田五段は13時20分過ぎには着座していた。

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Img_9100佐藤九段は再開時刻直前に戻ってきた。

Img_9106前傾姿勢を深くして戦闘モードに。

Img_9109広い対局室に両者の気迫が満ちていた。

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図の局面で千田五段が20分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲佐藤1時間1分、△千田1時間27分。対局は13時30分に再開します。

Img_9082休憩中の対局室。佐藤九段側から。

Img_9080休憩時の盤面。手前が先手。

対局者の昼食注文は佐藤九段が「特上ちらし(茶碗蒸し付き)」、千田五段が「佐渡寿司」でした。

Img_9069特上ちらしと茶碗蒸し。

Img_9077佐渡寿司。

迎賓館は国賓を迎え入れるための国の施設で、日本には赤坂迎賓館と京都迎賓館の2つがあります。赤坂迎賓館は、1909年(明治42年)に東宮御所(皇太子殿下の住居)として建設され、大正天皇の即位後は赤坂離宮へと用途が変更されました。さらに戦後は国に所管が移され、1974年に迎賓館に改装されて現在に至ります。また、2009年には国宝に指定されています。

赤坂離宮が迎賓館に改装される際に建設されたのが、本局の対局場に使用されている和風別館の游心亭です。洋風建築の迎賓館に対して、游心亭は畳敷きで日本の伝統や文化を生かした施設となっています。

Img_9024迎賓館の前庭。2016年4月から一般公開されており、門の前で空港と同じような荷物検査を受けると入場できる。

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Img_9034建物も目の前まで入ることができる。観覧日に予約をすれば館内も見学できる。

Img_9042天球儀と霊鳥。紋は五七桐と呼ばれる桐紋。

25図は10時50分過ぎの局面。
矢倉模様の出だしから、佐藤九段は▲2六歩~▲2五歩と飛車先の歩を伸ばしています。最近では珍しい展開で、先手は米長流と呼ばれる急戦を目指している可能性が高いと見られています。ただ、先手は▲6六歩と突いて持久戦を目指すことも可能で、まだ急戦と確定してはいません。