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▲7四桂からの詰めろを防いで△5五銀と里見女流名人が打った局面。この手は△6六銀打の攻めも見せており攻防手になっている。残り時間は先手の上田女王が27分、後手の里見女流名人が31分。いよいよクライマックスを迎えようとしている。△5五銀と受けられてみるとちょっと後手玉への迫り方が難しいようだ。現地では後手優勢の声が聞こえ出してきた。Twitter解説佐々木勇気>角を切る手は好判断だったと思います。上田さんの攻める手番がなかなか回ってきません。(盤の中央へ銀を打つ攻防手を放った里見女流名人)
(吟)
(青野照市九段が「いちいのホール」を訪れ、臨時大盤解説会場へ。ベテランらしいトークで盛上げる)
(遠くから遠慮がちに解説を見る竹俣紅女流2級)
▲5六馬と上田女王が馬を引き付けた局面。△3七竜と飛車を取るのは▲5五馬が詰めろ(▲7四桂以下)竜取りになる。先手は飛車が使いにくい。後手は角が自陣に眠ったままだ。
「均衡は保たれていると思います」と控室を訪れた野月七段は話した。(攻防の要所に馬を引き付けた上田女王)
(里見女流名人の注文はシュークリームとホットティー)
(上田女王の注文はチーズケーキとホットコーヒー)対局室へ15時に運ばれた。
(永世名人の色紙が並ぶ、左から順に中原誠十六世名人、谷川浩司十七世名人、森内俊之十八世名人、羽生善治十九世名人)※永世称号の襲位については原則引退後。
(歴代の永世名人もすぐに学べる)(両対局者の色紙も当然飾られている)
(昨日、「関根名人記念館」に来館した両対局者も思わず足を止める)
(青空は広がっているが風は強い)
(大盤解説会場では初手から野月七段が解説)
(聞き手の本田女流三段)
「△3五同金の瞬間に▲2五桂と跳ねてみたかったですけどね。△同金なら▲3四歩と打てます。△同飛なら▲同飛△同金▲3四歩△2四角に▲2二飛があります」と野月七段は解説していた。
(臨時大盤解説会場では谷川女流五段と高群佐知子女流三段が解説)
(高群女流三段)
(野田といえば醤油。醤油に関する書籍も多く並んでいる)
(現在は閲覧不可となっている書庫へ案内してもらう)
(ファン垂涎のお宝が眠る)
(「ん? これは『将棋図巧』じゃないですか」と野月七段が声をあげる。『将棋図巧』は伊藤看寿作の江戸中期の華麗な作品集。よく耳にする名著だ)
(関根名人記念館には過去の棋書が充実。検分後に本を探す里見女流名人)
(「近くにあったら通っちゃいますね。1日中ここに居たいです。いいですねぇ~、ここ」と瞳を輝かせる)
(「子供の頃に読んでいた本が多くてなつかしいなぁ」と言いながら野月七段も本棚を覗き込む)
(昭和43年度版の『将棋年鑑』を手に取る上田女王)(「私の生まれた年(昭和63年)のもありますね」と上田女王。里見女流名人は平成4年生まれ)※棋書を見て回る両対局者は昨日の検分後に撮影。
(12時50分にはすでに対局室へ入室していた上田女王。盤上没我だ)
(午後からは眼鏡を着用した上田女王)
(駒台へ歩を置いて4五へ桂がジャンプ)