第10期五番勝負第3局 
戦型は相掛かりに
午前のおやつ
対局開始
配信情報
本局は9時30分からABEMAでライブ配信が行われます。解説は木村一基九段、高野智史六段、聞き手を矢内理絵子女流五段、岩根忍女流三段が務めます。
【第10期 叡王戦 五番勝負 第3局 伊藤匠叡王 対 斎藤慎太郎八段】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Cmp5SjdH7M6PAP
また、終局後に小山怜央四段が日本将棋連盟公式YouTubeチャンネルで本局の振り返り配信を行います。
【第10期叡王戦五番勝負第3局振り返り配信ライブ(解説:小山怜央四段)】
https://www.youtube.com/live/wzRq7Nb1Z9M
本日のスケジュール
対局者の抱負
17時15分から関係者の食事会が行われ、両対局者が明日の抱負を語りました。
伊藤匠叡王のあいさつ
「こちらのか茂免さまでは昨年も対局させていただきまして、本当にお庭の景色も素晴らしく、心が休まりますし、落ち着いた和の雰囲気が将棋と合っていて、とても対局に集中することができました。また、料亭ということで、お食事がとても美味しかった記憶がありますので、今年もか茂免さまのお食事をいただけることをとても楽しみにしておりました。今日は、このあとお料理をいただいて、英気を養って、明日見応えのある将棋を指していければと思います」
斎藤慎太郎八段のあいさつ
「私は、か茂免さまに初めてやってまいりましたが、名古屋にはお仕事で多く来させていただいており、縁を感じています。第1局も名古屋で対局をし、終局して大盤解説会場に伺いますと、たくさんお客さまが残ってくださっていて『将棋熱』を感じました。か茂免さまの対局場は、都会の中に厳かな雰囲気を持っておられ、本当に将棋を集中して指すにはぴったりの環境をご用意いただいたと感じています。明日の昼食のメニューも豊富にご用意いただいて、悩みに悩んで決断して、名物の料理を頼もうかなと思っています。明日の対局も決断よく指し手を選んでいくことが大切だと思っています。熱戦を指せるように頑張りますので、よろしくお願いいたします」
深浦九段は斎藤八段の△6四歩(図)について「11分の考慮で指されましたが、おそらくその場で考えられた対応だと思います。後手は7四の歩を取らせる指し方もありましたが、△6四歩で耐えていると見ての応手でしょう。▲6四同飛なら△2五飛と回られる形がイヤでしょうか。▲2四歩△同歩▲同飛の動きは、後手としては予期しづらい順です。一度、2筋の歩を交換したので手損になりますから。2六飛型のまま▲3六歩~▲3七桂と組んでも悪くなさそうなだけに、伊藤叡王はその辺りをうまく突いて、自分の土俵に持ち込もうとしていると思います」と解説しました。
先手番の伊藤匠叡王は得意の相掛かりに誘導しました。対する斎藤慎八段は2手目に飛車先の歩を突いて相掛かりを追随しています(1図)。
2図で後手番の斎藤慎八段が△6四歩と突きました。前例は△7三桂や△7三銀が指されていましたが、天王山の一局で変化したのです。以下、実戦は▲7五歩(3図)まで進みました。自然な△7五同歩には▲2二角成△同銀▲7四角の王手飛車が掛かります。現在、斎藤慎八段が考慮中です。























