
じりじりした戦いが続いています。立会人の深浦九段は1図から「斎藤さんの△3四飛▲7七桂に△5四飛(2図)がいい手順でしたね。先手の角が5五にいると後手は角を使いにくいので、飛車で角を追って△3四歩と突く構想がうまかったと思います」と感心しました。

2図以下、▲4六角△3四歩▲7四歩△6二金▲7六飛△6三金(3図)と進んでいます。深浦九段は「後手は角を使うことができましたので、見通しがたってきたと思います。△6三金でうまくキズを消しましたし、後手は歩得をしているので、先手の攻めさえ受け止めてしまえばというところでしょうか」と話し、後手持ちの見解を示しました。

















































12時30分、この局面で伊藤匠叡王が11分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤57分、△斎藤1時間31分。昼食の注文は両者ともに名物ぽんきし膳、茶摘み緑茶です。対局は13時30分に再開します。



