第7期五番勝負第2局 Feed

2022年5月15日 (日)

Dsc_5149(藤井叡王、出口六段はともにタイトル戦で初めての千日手。職員から今後のスケジュールについて、説明を受ける)

Dsc_5153(上位者の藤井叡王が駒を仕舞う)

Dsc_5154(出口六段は苦しい将棋を千日手に持ち込んだ)

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叡王戦五番勝負第2局は千日手指し直しとなりました。終局時刻は16時36分、消費時間は▲出口3時間15分、△藤井3時間20分(チェスクロック使用)。
指し直し局は30分後の17時6分に開始されます。持ち時間は千日手局で残り時間の少なかった藤井を1時間に合わせ、5分多く残していた出口の持ち時間を1時間5分に調整。先後が入れ替わり、▲藤井1時間、△出口1時間5分の持ち時間で開始となります。

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名古屋東急ホテルは、昨年の叡王戦五番勝負第4局に続いての対局開催となります。名古屋の中心・栄、広小路通りに面し、地下鉄栄駅12番出口から徒歩5分と交通至便。ヨーロピアンテイストの気品漂う空間で、くつろぐことができます。

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Photo_3(ホテルのロビー)


ロビーにコンセプトは、ヨーロピアンエレガンス。上質で落ち着いた雰囲気で、ビジネスから旅行まで様々なニーズにあった客室が用意されています。施設設備も充実しており、和洋中のレストランや季節のスイーツを堪能できるアトリウムラウンジも人気です。

Photo_4(今回の対局場、「ロイヤルスイートルーム」)


ホテル最上階にある「ロイヤルスイートルーム」は、ヨーロピアンテイストと現代的なエッセンスが融合されたラグジュアリーな空間です。

Photo_5オールデイダイニング「モンマルトル」

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対局者の昼食「名古屋コーチン親子オムライス」を提供したのが、「オールデイダイニング モンマルトル」。パリのエスプリの効いたカジュアルダイニングレストランで、窓から差し込む自然光や心地良い滝が流れる開放的な店内です。

漂う香りや音、立ち上がる炎など活気溢れる演出が魅力のシェフパフォーマンスコーナーでは、目の前で調理するシェフのパフォーマンスと熱々・出来たての料理をお楽しみいただけます。明日5月16日(月)から、「名古屋コーチンオムライス」を注文できます。また、5/14(土)~6/26(日)の土日は、噛むほどに旨味が溢れだすホテル伝統の「ローストビーフ」を好きなだけお楽しみいただける“ウィークエンドブッフェ『アーリーサマー』”を開催中です。

Photo_6(アトリウムラウンジ)

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水のせせらぎと窓から差し込むまばゆい光が開放的な、4階までの吹き抜けのアトリウムラウンジ。
アフタヌーンティーセットをはじめ、ゆったりと楽しめるメニューが用意されています。

(写真提供=名古屋東急ホテル)

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図は△1六歩▲同飛を利かしてから△4五桂と攻めたところで、▲4六歩には△2八角や△3七桂成▲同金△2八角と切り返します。形勢は難しいですが、先手は飛車が攻めに働いていないので、神経を使う展開です。

Dsc_5104(対局再開時の藤井叡王)

15時に不二家のおやつが出されました。

出口六段は「静岡県産クラウンメロン&ミルキーシュークリーム」です。静岡県産クラウンメロンのクリームと練乳クリームの2つのおいしさが楽しめます。飲み物は「冷たい緑茶」です。

Dsc_5121(「静岡県産クラウンメロン&ミルキーシュークリーム」)

藤井叡王は「ペコサブレ(5枚入り)」。香ばしく、サクサク食感に焼き上げたペコちゃんのかわいいサブレで、素朴で優しいおいしさです。飲み物は「ジンジャーエール」を頼みました。

Dsc_5110(「ペコサブレ」)

対局者には、不二家の「お菓子BOX」が開始時から提供されています。

Dsc_5072(お菓子ボックス。中身はその都度、変わる)

本局のお菓子は「カントリーマアム チョコまみれ」、「カントリーマアム チョコまみれ DELUXE」、「カントリーマアム チョコまみれ DELUXE~まみれさんの初恋~」になります。

「カントリーマアム チョコまみれ」は定番のお菓子で、近隣の小売店でもお買い求めいただけます。「カントリーマアム チョコまみれ DELUXE」と「カントリーマアム チョコまみれ DELUXE~まみれさんの初恋~」は、東京駅の「東京おかしランド」で販売されている期間限定品です。

20220515e対局再開後、出口六段は▲1七桂と跳ねました。△2五歩▲2八飛△8六飛の筋を警戒し、△2五歩に▲同桂を用意しています。とはいえ、いつでも△1五歩▲同歩△1六歩(▲同飛は△1八歩▲同香△2七角)を狙われるので、決断の一手です。稲葉八段はすぐにとがめにいく△1五歩を検討し、▲同歩△1六歩▲2五桂△3五角▲2九飛△2八歩▲同飛△1七歩成▲2九飛を並べていました。

実戦は▲1七桂に△5四銀です。▲2五桂△同桂▲同飛から▲4四歩で狙われそうな銀を引き揚げています。

前日、対局者に出された昼食のメニュー表を紹介します。

2022_2(クリックすると、拡大表示される)

Dsc_4885(前日、メニュー表を眺める藤井叡王)

対局者の注文した「名古屋コーチンオムライス」以外も、一部のメニューはホテル内のレストランで注文できます。「南国酒家」の④・⑤、そして「なだ万」の⑥・⑦・⑧で、注文する際は単品となります。各レストランにつきましては、名古屋東急ホテルのホームページをご覧ください。

Dsc_5087(対局再開前。出口六段の和服は師匠・井上慶太九段から贈られたもの)

Dsc_5091(対局が再開されても、出口六段にすぐに指す気配はなかった)

Dsc_5100(藤井叡王の眼光も鋭い)

Dsc_5069(昼食休憩時の対局室)

Dsc_5074(現局面)

Dsc_5075(出口六段の玉将)

Dsc_5076(藤井叡王の王将)

本局に使用された駒は、見届け人にプレゼントされます。見届け人の募集は日本将棋連盟のホームページで行われました(第3局は締め切られています)。

Dsc_4937(駒を仕舞う平箱に対局者、立会人が揮毫した)