第6期五番勝負第3局 Feed

2021年8月 9日 (月)

名古屋観光ホテルでは、14時から現地大盤解説会が始まりました。解説は中村太地七段、聞き手は山根ことみ女流二段です。

名古屋観光ホテル
(大盤解説会が行われている名古屋観光ホテル)

ポスター
(会場の前には叡王戦のポスターが並んでいる)

中村太地七段
(解説の中村太地七段)

山根ことみ女流二段
(聞き手の山根ことみ女流二段)

大盤解説
(序盤を振り返りながら、狙いや考え方を分かりやすく解説している)

再開前
(再開前の対局室)

久保九段と齊藤三段
(先に久保九段と齊藤三段が待機している)

藤井王位・棋聖
(藤井王位・棋聖は12時55分に入室)

藤井王位・棋聖

藤井王位・棋聖
(フェイシャルペーパーで顔の汗をぬぐう)

豊島叡王
(12時58分、豊島叡王が戻る)

再開前

藤井王位・棋聖の扇子

豊島叡王の拳

再開
(「時間になりました」の声のあと、豊島叡王は△7二銀と引いた)

対局室
(昼食休憩時の対局室)

盤面
(71手目▲6四歩の盤面)

棋譜用紙
(前例がある局面は駆け足で進むのが近年の角換わり腰掛け銀の傾向)

扇子
(藤井王位・棋聖の扇子)

床の間
(床の間には花が飾られている)

庭
(対局室の窓から見える外の景色)

昼食は、豊島叡王が「一色産鰻のコーチン玉子とじ丼、壬生菜と海老のとびっこ和え、抹茶鱧すまし仕立て」、藤井王位・棋聖が「名物ぽんきし、鱧寿司」です。

豊島叡王の昼食
(豊島叡王の昼食)

一色産鰻のコーチン玉子とじ丼
(一色産鰻のコーチン玉子とじ丼)

藤井王位・棋聖の昼食
(藤井王位・棋聖の昼食)

名物ぽんきし
(名物ぽんきしは、きしめんのスッポンスープ仕立て)

▲6四歩

図の71手目▲6四歩の局面で12時になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲藤井王位・棋聖2時間6分、△豊島叡王51分。対局は13時に再開します。

▲6六桂

図は67手目▲6六桂の局面。藤井王位・棋聖は、その2手前に▲8四角と打っており、持ち駒を続けて盤上に下ろしました。ポイントは、この角と桂がうまく連係を取れるかどうか。▲6六桂に△6三銀なら▲7五角と引き、次の▲6四歩が厳しい攻めになります。

藤井王位・棋聖

佐藤康光九段
(控室では、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段がモニター前に座っている)

佐藤九段
(「▲6六桂は筋が悪い」と話していた直後の着手に苦笑い)

叡王戦第3局の舞台「か茂免」は、愛知県名古屋市にある老舗の料亭。1928年(昭和3年)にふぐ・鳥の水炊き専門店として創業しました。創業後は移転や戦災などがあり、現在の地は尾張徳川家の中級武士である安藤十次郎の邸跡に、京都の紙問屋・中井洋紙の店主が別邸として建てたもの。名古屋を代表する格式ある料亭として幅広い層に利用されています。

将棋のタイトル戦が行われるのは、第60期(2019年)王位戦七番勝負第1局(▲豊島将之王位-△木村一基九段)以来2回目です。

か茂免

か茂免

か茂免

か茂免

か茂免

【料亭 か茂免】
〒461-0011愛知県名古屋市東区白壁4-85
TEL:052-931-8506(婚礼専用052-931-4560)
https://www.ka-mo-me.com/ryotei/https://www.ka-mo-me.com/ryotei/

△8五歩

序盤からハイペースで進んでいた本局ですが、角換わりは両者得意の戦型であり、途中までは公式戦で前例のある手順でした。

1図は豊島叡王が△8五歩と「継ぎ歩」をした局面。データベースでは代えて△3二金と指した例がありましたが、着手の早さから豊島叡王の研究手だと思われます。この先は一手ごとに長考になるかもしれません。実戦は10時30分の時点で、62手目△3三桂(2図)まで進んでいます。

△3三桂

豊島叡王

時刻は10時になり、両対局者の控室におやつが用意されました。午前のおやつは、豊島叡王が瀬戸内大長レモンケーキとアイスレモンティー(氷なし)、藤井王位・棋聖がプレミアムショートケーキ(国産苺)とアイスコーヒーです。

豊島叡王のおやつ
(豊島叡王のおやつ)

瀬戸内大長レモンケーキ
(瀬戸内大長レモンケーキ)

藤井王位・棋聖のおやつ
(藤井王位・棋聖のおやつ)

プレミアムショートケーキ
(プレミアムショートケーキ)

藤井王位・棋聖
(8時47分、先に藤井王位・棋聖が入室)

豊島叡王
(そのすぐあとに豊島叡王も姿を見せた)

久保九段
(立会人の久保九段)

豊島叡王
(タイトル保持者の豊島叡王が駒袋から駒を出す)

藤井王位・棋聖

ペコちゃん

開始前
(8時53分、40枚の駒が盤上に並べ終わった)