第3期七番勝負第3局 
2018年5月12日 (土)
先手優勢に
決断の一手
夕食休憩
後手に手番が回る
雄島の風景
松島と雄島
円通院
先手の攻め
16時半頃の局面。現状は先手が攻めています。この後、金井六段がうまく攻めを続けられるかどうかが注目点です。ここまでの消費時間は▲金井1時間26分、△高見1時間4分。
瑞巌寺
対局場の瑞巌寺は、臨済宗妙心寺派の寺院。開創は平安時代の初期で、比叡山延暦寺第三代座主慈覚大師円仁が建立しました。開創当時の寺は天台宗延福寺と命名されましたが、鎌倉時代の中期に滅し、その後、法身禅師が開山した円福寺を経て、関ヶ原の戦いが終わったあと、伊達政宗により大規模な造営が行われ、瑞巌寺と改称されて現在に続いています。現存する本堂・御成玄関、庫裡・回廊は国宝に、御成門・中門・太鼓塀は国の重要文化財に指定されています。対局は庫裏の奥にある隠寮で行われており、関係者が集う控室は大書院に設置されています。
瑞巌寺の歴史について、詳しくは下記のページをご覧ください。
■瑞巌寺HP・沿革
http://www.zuiganji.or.jp/index.html
http://www.zuiganji.or.jp/history/index.html
瑞巌寺・全景(瑞巌寺フォトライブラリー)。
■瑞巌寺フォトライブラリー
http://www.zuiganji.or.jp/photoLibrary/photolist.html
国宝・庫裏(台所や居住するところ=瑞巌寺フォトライブラリー)。
重要文化財(国)の御成門。皇室に連なる者を迎えるための特別な門。
歴史のある巨木が立っている。
19時50分過ぎ、金井六段は持ち時間を使いきり、秒を読まれてから▲7二銀と打ちました。この瞬間は詰めろではなく、手番が相手に回ります。このあとの後手の猛攻をしのげるかどうかの勝負です。
図は19時過ぎの局面。△6三銀はかなりひねった受けで、それだけ後手が苦しんでいるという表れのようです。対して金井六段は12分ほど使って▲5六銀と受けています。この手が「落ち着いた一手」と検討陣の評判がよく、先手優勢と見られています。

夕食休憩明けから10分ほど使って金井六段が指したのは▲6四香でした。歩の裏を攻める常套手段ですが、プロ的にはかなり激しい展開とのことです。
18時、図の局面で金井六段が16分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲金井2時間17分、△高見1時間41分。対局は18時30分に再開します。

時刻は17時半を回りました。




















