大盤解説者の久保九段が現地に到着しました。
――ここまでの進行について。
久保 先手は9筋を突き越していて、ありそうでない形。後手は9筋逆襲も考えているかもしれませんが、基本的には先手の様子を見ながら指していくことになりそうです。先手のほうが指し手はわかりやすいですね。桂や飛車を攻めに使っていくイメージです。先手の攻めをすべて防ぐのは難しいので、後手はうまく待ちたいです。
――このシリーズについて。
久保 対抗形シリーズになるでしょうから個人的にも注目しています。菅井八段はいろいろと研究・対策をぶつけていくでしょう。対して藤井叡王がどのように指し回していくか。(藤井叡王は)番勝負を重ねながら対策を深めていくのかもしれません。