2021年6月26日 (土)

斎藤八段の新趣向

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戦型は角換わりに進みました。斎藤八段が指した▲6九飛(41手目)が前例のない手で、用意の研究手と思われます。以前には▲4九飛、▲6六銀が指されていました。玉飛接近のうえに飛車の利きが玉で止まっているのでぎょっとしますが、実戦は△8一飛▲6六歩△6五歩▲5八玉△6六歩▲同飛と進行。

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見事に飛車が使えました。指し手の意味が見た目からは判別しづらく、理解に深い読みが求められるのは現代将棋のひとつの特徴といえます。