2020年9月21日 (月)

急戦含みで牽制

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図は10時半過ぎの局面。先手は4八銀・3七桂型に構えているのが特徴です。ここで△7三桂なら、▲3五歩△同歩▲4五桂(参考図)と仕掛ける順があると、控室の木村九段。以下△4四銀のあと、後手が△2二金と端を守るのが筋ですが、そのときに7三の桂取りに▲9五角と打ち、次に▲7三角成と角を切って▲3四桂を狙う筋が有力だと言います。そのため後手も迂闊に△7三桂と跳ねられず、△6二金~△8一飛の構えを作りにくくなっています。

Img_2134 豊島竜王が急戦含みの陣形で後手の駒組みを牽制している。