大胆な飛車ぶつけ 11時26分、2六飛に当てて角を出た△4四角に対し、永瀬叡王はわずか5分の考慮で▲8六飛とぶつけました。▲8六飛は以下△同飛▲同歩△2六飛▲3九金△8六飛で後手不満なしと関係者に解説していた中村修九段は、「あれえ⁈」と驚きの声を上げています。後手の豊島竜王・名人としても、▲8六飛のぶつけは問題なしと見ての△4四角だったはず。早くも盤上に波が立ち始めました。 (永瀬叡王)