2020年8月10日 (月)

決断の角打ち

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15時6分、永瀬叡王が34分の考慮で▲8二角(上図)と打ち込む手を決断しました。先手は次に▲9一角成で先に香を取れる形ですが、香を取った手自体は後手にとって何でもないため、思いきった選択といえます。▲8二角では、△6六飛を消しつつ△2八飛成に▲3六歩を用意する意味で、▲4六角も有力に思われるところでした。本譜は▲8二角以下、△2八飛成▲9一角成△2七角と進行。▲3九香の受けには△3八角成▲同金△2九竜と踏み込む順も考えられ、終盤戦間近の雰囲気も出てきました。

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Dsc_31211 (積極的に戦いにいった永瀬叡王)