2019年5月11日 (土)
永瀬拓矢新叡王インタビュー
――いまの率直な気持ち
永瀬 七番勝負は初めてで、持ち時間が変わる形式も初めてでした。自分なりに手探りで考えて新鮮な勝負でした。その中で結果を出せたのは幸いです。
――叡王を獲得したことの報告について
永瀬 まず、師匠にはしなければ怒られますね(笑)。ひとつの結果ではありますけど、これがゴールではありませんので、こちらから報告するということはほかには考えておりません。
――七番勝負全体を振り返って
永瀬 海外対局など新鮮な環境もありました。その中である程度の結果と内容で指せたかなと。そこは成長できたのではないかなと思います。
――(ニコニコ生放送ユーザーコメントから)目標は?
永瀬 強くなることです。
(書き起こし=虹記者 写真=武蔵)
感想戦
両対局者、大盤解説会場に登壇
終局直後
永瀬七段が新叡王に
第4期叡王戦七番勝負第4局は、132手で永瀬七段の勝ちとなりました。終局時刻は20時23分。消費時間は▲高見3時間0分、△永瀬2時間47分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用)。本局の結果により、永瀬七段が七番勝負を4勝0敗で制し、新叡王に輝きました。
高見叡王、粘る
決めにいった
永瀬七段が踏み込みました。山崎八段は、△7六桂~△6九飛を決めにいった手と評しています。