繰糸所(国宝)。繭から糸を取る作業が行われていた建物。長さ約140m。1段高い屋根は越屋根(こしやね)と呼ばれる。繭をゆでる際に出た湯気を逃がすために設けられた。
繰糸所内の様子。トラス構造で強度を高め、中央に柱のない大空間を実現している。
(初期の作業風景を再現したもの)
(後年の機械)
本日の対局場である首長館(重要文化財)。ブリュナ館とも呼ばれる。明治6年(1873年)にポール・ブリュナとその家族の家として建てられた。ブリュナは製糸場の設立指導者として来日、初代所長となった人物。自身の娘を製糸場の1人目の工女としている。ブリュナの帰国後は工女の寄宿舎や教育・娯楽の場として利用された。
首長館を別の角度から。