2026年4月 2日 (木)

本日最後の訪問地はガーデンバイザベイです。3月15日から1ヶ月間、さくらまつりが行われています。ドーム型で冷房完備の施設を散策しました。

Dsc_1775_2(入口の巨大なモニュメントは夜になるとライトアップされる)

Dsc_1769(ABEMAロケのオープニングを撮影する)

Dsc_1747_2(冷房による温度管理で桜が満開に。それをバックに記念撮影)

Dsc_1728(地元のメディア用に撮影が行われた)

Dsc_1760(最後にエンディングを撮影して棋士観光が終わった)

次に向かったのはスリングショットというアトラクションです。バンジージャンプの逆バージョンのような遊戯です。宮嶋四段と野原女流二段が挑戦しました。二人とも「昨日から緊張していました」と話していました。

Dsc_1471(マリーナベイ・サンズをバックに散策する)

Dsc_1484(スリングショットという名のアトラクション)

Dsc_1494(動き出して緊張が走る)

Dsc_1545(地上から80メートル上空まで一気に加速すると360度の回転が加わる)

Dsc_1623(手の震えを訴える宮嶋四段)

Dsc_1661(感想戦の様子)

昼食を済ませた関係者一行は、イーストコーストロードにある「金珠肉粽」でティータイムを楽しんだ。野原女流二段が注いだ真っ青なお茶はバタフライピーです。東南アジア原産のマメ科の植物で、鮮やかな青色の花をしていることから蝶のような花というのが名前の由来です。一緒にプラナカンの伝統的なお菓子もいただきました。

Dsc_1311(イーストコーストロード)

Dsc_1315(金珠肉粽でティータイム)

Dsc_1340(野原女流二段がお茶を注ぐ)

Dsc_1344001(バタフライピー)

Dsc_1335(プラナカンの伝統的なお菓子)

Dsc_1367_3(ちまきのようなものは豚肉とメロンを一緒に煮たものが入っているそうだ)

Dsc_1429(本日初のツーショット撮影)

昼食は歐南園亞華肉骨茶に肉骨茶(バクテー)を食べにいきました。肉骨茶はシンガポールのソウルフードで、胡椒風味の薬膳スープで骨付きの豚肉を煮込んだ料理です。店内は地元の方や観光客で賑わっていました。
伊藤叡王は「スープは濃い刺激的な味でしたが、お肉は意外とさっぱりしていておいしかったです」、斎藤八段は「まずはラーメンのようにスープを味わったのですが、かなりスパイシーでご飯と一緒に食べるのにも納得しました。お肉がやわらかくておいしかったです」と感想を話していました。

Dsc_1227(肉骨茶はシンガポールのソウルフード)

Dsc_1297(ソウルフードを楽しむ両対局者)

Dsc_1257(宮嶋四段はスパイシーなスープを一口飲んでこの表情)

Dsc_1303(食卓を囲む両対局者と宮嶋四段、野原女流二段)

伊藤匠叡王、斎藤慎太郎八段をはじめ関係者一行は、4月1日6時54分にシンガポール・チャンギ空港に到着しました。空港からバスで宿泊のホテルに移動し、チェックインを済ませてから両対局者と記録係の宮嶋健太四段、聞き手の野原未蘭女流二段の4人で観光取材に出かけました。
はじめに訪れたのは高島屋です。プラナカンスタイルの衣装を購入しにいきました。プラナカンとは、中国やマレー、西洋などが混ざり合った独自の衣食住文化をいいます。
抽選の結果、伊藤匠叡王と宮嶋四段、斎藤慎八段と野原女流二段がペアになって、お互いのシャツを選び合いました。

Dsc_0810(ABEMAのロケが行われ、段取りを確認する両対局者と宮嶋四段、野原女流二段)

Dsc_0965(伊藤匠叡王にシャツを合わせる宮嶋四段)

Dsc_1034(斎藤慎八段は野原女流二段の衣装を選ぶ)

Dsc_1171(それぞれの衣装に着替えて記念撮影)

伊藤匠叡王に斎藤慎太郎八段が挑戦する第11期叡王戦(不二家・日本将棋連盟主催、ひふみ特別協賛、中部電力・豊田自動織機・豊田通商・アパリゾート佳水郷・ANA協賛、在シンガポール日本国大使館、ジャパン・クリエイティブ・センター、アジア文明博物館後援)五番勝負は、4月3日(金)にシンガポールで開幕します。
第1局はシンガポールの「シンガポール日本人会」で行われます。対局開始は現地時間の10時。昼食休憩は12時30分から13時30分。10時30分と15時におやつが出されます。日本との時差はマイナス1時間です。
立会人は木村一基九段。記録係は宮嶋健太四段。大盤解説会の解説は糸谷哲郎八段と三枚堂達也七段、聞き手を北尾まどか女流三段と野原未蘭女流ニ段が務めます。
本局の中継の棋譜・コメントは紋蛇、ブログを琵琶が担当いたします。よろしくお願いいたします。

Dsc_1747(両者とも4月1日の早朝にシンガポールに到着しました)

2026年3月12日 (木)

感想戦終了後、挑戦に決まった斎藤慎八段の囲み取材が行われました。

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―― あらためまして、2期連続の挑戦となって意気込みをお願いします。
「前期の叡王戦を終わってからは、一応フルセットまで行ったシリーズではあったので。やっぱり足りなかったかという感じで。そこからは成績もだいぶ落としたんですけれども。この叡王戦の本戦が始まるまでに、ちょっと気持ちを切り替えてというか。年が明けてからは、結構、各棋戦でまずまず指せているのかなとは思っていたので。なにか勢いに乗れたのかなと思います」

―― 今日の永瀬九段を相手にした挑戦者決定戦はどのような気持ちで迎えましたか。
「永瀬九段は元々ずっと高勝率ですけど、特にこの1年、ずっと勝たれていて。タイトル戦でも白星を先行されていますので。挑戦者決定戦まで来たけど、やっぱり大変だなと思わされる棋士です。スケジュール的には、1局前の対局から1週間あったので。すべての予定を研究することだけにして、それでも、作戦的なうまくいかないぐらいの相手だと思っていました。でも、スケジュールを挑戦者決定戦に全部注ぎ込んだつもりではあります」

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―― 伊藤匠叡王の最近の印象はいかがですか。
「前期の叡王戦を防衛されてから、ずっと勝たれているようなイメージがあるので(笑)。私とのタイトル戦で防衛されて、充実度が増されたのではないかなというか。いい切られ役だったなというふうに思っていたんですけれども。もう一度挑戦するのは、本戦トーナメントを見ると厳しいので。すぐにこのチャンスが回って来るとは、あまり思っていなかったんですけれども。でもまあ、チャンスが来たからには、なにか変えていこうというか。前期の反省を生かせる部分があればなと思っています」

―― 第1局は海外対局です。どんな気持ちで迎えますか。
「こどもの頃から、タイトル戦をたまに海外でされるというケースを見るだけでずっと来て。まさか自分が対局者でそのようなケースになるとは、あまり思っていなかったので。いま本当にタイトル戦に出るだけでも大変というか、そういうところもあるので、本当に巡り合わせというか。対局者になれることは凄く嬉しいですし。ただ、いままでにない経験なので。普段通りの対局ができるか――自分の問題になりますけど、海外で自然にできるのかな、という不安と、挑戦できる楽しみと、どちらもあります」

【五番勝負日程】
第1局 4月3日(金)「シンガポール日本人会」(シンガポール)
第2局 4月18日(土)「アパリゾート佳水郷」(石川県加賀市)
第3局 5月3日(日)「か茂免」(愛知県名古屋市)
第4局 5月23日(土)「犬鳴山温泉 み奈美亭」(大阪府泉佐野市)
第5局 5月31日(日)「柏の葉カンファレンスセンター」(千葉県柏市)

以上で挑戦者決定戦の更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

Dsc05524 終局直後の様子。

Dsc05529 2連続の挑戦を決めた斎藤慎八段。

【斎藤慎八段の談話】
―― 今日の作戦は準備されていたのでしょうか。
「そうですね。△6一飛(34手目)と回る感じに、もしなればどうかなと思っていたところでした」

―― 難解な中盤戦が続いて、先に一分将棋に入られました。その辺りの手応えはいかがでしたか。
「角を取られてしまったような変化になったので。その前後に見落としがあって。かなり勝ちにくい将棋なのかなと思っていましたが。なんとか攻め合いになるような感じで頑張ろうと思っていました」

―― 終盤、形勢が好転したと思ったのはどの辺りでしたか。
「△7二香(112手目)を打って、結構守備力があるんじゃないかと思って。もしかしたら際どい勝負になったのかなと思っていました」

―― 一局を振り返っての感想をお願いします。
「わりと難しい中盤だったのかなと思うんですけど、徐々に自信がなくなって来たので。全体的には自信のない局面が多かったんですけれども。終盤、攻め合いの勝負に出来たので、粘れていたのかなと思います」

―― これで2期連続、伊藤匠叡王とのタイトル戦となりました。意気込みをお願いします。
「前期より、よりよい五番勝負に出来るように頑張りたいと思います」

Dsc05540 敗れた永瀬九段。

【永瀬九段の談話】
―― 一局を振り返っての感想をお願いいたします。
「ちょっと指せているかなと思ったのですが、具体的にわからなかったです」

―― 今期の叡王戦は藤井聡太六冠に勝利して決勝となりました。今期の叡王戦を振り返っていかがでしたか。
「なかなか挑戦につながっていないので、来期頑張りたいと思います」