2025年4月 3日 (木)

14時になり、名古屋市「中電ホール」で大盤解説会が始まりました。
広瀬章人九段と長谷川優貴女流三段が解説を務めています。

Dsc_5724 (大盤解説会場の中電ホール)

Dsc_5765 (解説会の様子)

Dsc_5753 (広瀬章人九段。13手目▲4六歩について、「先手はじっくりとした駒組みを目指した手」と解説していた)

Dsc_5740 (長谷川優貴女流三段)

Dsc_5771(今期五番勝負では、大盤解説会場や前夜祭会場に記念スタンプを用意。スタンプを5個集めた方には対局者のサイン入りポスターをプレゼントする企画を行っている。藤野英人・レオスキャピタルワークス株式会社代表取締役社長が前夜祭で、「最近は『観る将』のほかに、ファンの方が対局に帯同する『旅将』というジャンルができました」と話していた。タイトル戦とともに各地を回って楽しむ方も増えてきた。
https://x.com/shogi_jsa/status/1905545409860092215 )

Dsc_5350 (久屋大通に接したところにあるオアシス21。奥に見えるの「水の宇宙船」。公園やバスターミナル、商業施設を兼ねた複合施設)

Dsc_5360(桜通との交差点に歩道橋がかけられている)

名古屋市の中心部を南北に通る久屋大通は、中央部が久屋大通公園として整備されており道幅が100メートルに達する道路です。公園の中心部に電波塔の「中部電力 MIRAI TOWER」があるなど、市のシンボルとして親しまれています。

Dsc_5318 (久屋大通)

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Dsc_5342 (久屋大通とともに、名古屋市のシンボル的存在の「中部電力 MIRAI TOWER」)

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13時30分になり、対局が再開されました。再開後も伊藤叡王は38手目△8五飛の局面を考え続けています。どういう方針で進めるか悩ましい局面でしょうか。1筋の歩の配置や7筋の歩を持ち合っていることは、通常の相掛かりとは変わっている点といえます。

Dsc_5671 (斎藤八段は13時20分ごろ対局室に戻った)

Dsc_5666(13時23分ごろに戻った伊藤叡王。対局再開前から集中して読む)

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Dsc_5636 (昼食休憩時に床の間を撮影。掛け軸の絵は左下側に尾張藩士で画家の小田切忠近(号は春江)の名前が記されていた)

20250403_38図の38手目△8五飛の局面を伊藤叡王が44分使ったところで12時30分となり昼食休憩に入りました。12時30分時点の消費時間は▲伊藤1時間21分。△斎藤1時間8分。対局は13時30分再開です。
昼食の昼食は両者とも「一色産うなぎひつまぶし御膳(ミニひつまぶし、鰻巻き、鰻茄子挟み揚げ出し、香の物、みそ汁)」。斎藤八段は飲み物に桃ジュースも頼んでいます。

Dsc_4702_1 (対局者が注文した一色産うなぎひつまぶし御膳)

本局の見届け人のアテンドを久保利明九段と室田伊緒女流三段が担当しています。Dsc_5589(見届け人のアテンドを務める久保利明九段と室田伊緒女流三段)

Dsc_5577001 (五番勝負見届け人の特典の一つに「両対局者と解説(アテンド)棋士・女流棋士4名の揮毫色紙」や「当日の写真を収めたフォトブック」のプレゼントがある)

20250403_30図は30手目△1五歩の局面。斎藤八段が積極的に動きました。△9四歩型で△9五歩と飛車に近い側の端を攻めるのは部分的に見られますが、この△1五歩は珍しい動きです。立会人の屋敷九段も「1筋の攻防を見たことがない」と話しています。図以下▲7六歩△同飛▲1五歩△8六歩と進みました。先手が▲1四歩から▲1三歩成と逆襲する展開になるのかどうか、午前中から注目点の多い将棋になりました。

Dsc_5415 (午前から工夫を見せる斎藤八段)

午前のおやつは伊藤叡王が「サンリオキャラクターズマカロン」、「アイスティー」。斎藤八段は「ペコちゃんのツインほっぺ(シャンテリー&カスタードクリーム)」、「抹茶」でした。

Dsc_5558_1 (伊藤叡王のおやつ)

Dsc_5549_1 (斎藤八段のおやつ)

本局の対局場である神楽家は1985年創業の料亭。今年は40周年になります。今回、初めてタイトル戦の対局場となりました。

Dsc_5367 (中部電力 MIRAI TOWER(名古屋テレビ塔)から徒歩で2分ほどのところにある)

Dsc_5379_2 (都市部の中で落ち着いた雰囲気。建物は築90年以上という)

Dsc_5370 (叡王戦開催にあたり臨時休業)