2026年5月 3日 (日)

2026050369端をめぐる攻防が続きます。図は伊藤叡王が桂頭に銀を打ったところで、8筋に駒柱が立ちました。「駒柱は縦の将棋で起きやすいです。激闘の証ですね」と杉本八段。「ただ、気になるのは斎藤八段の残り時間です」と続けていいました。斎藤八段の残り時間は10分、伊藤叡王の残り時間は18分です。

Dsc_0474_2(夕暮れ時の庭)

2026050357図は17時の局面です。控室では「後手の指し手が難しい」と話されるなか、斎藤八段は残り時間の半分にあたる30分を使って△9五歩と突きました。左美濃囲いの端攻めを狙った手ですが、▲9五同歩で歩切れを解消されるだけに決断の一手といえます。盤上に呼応するように、外を見ると激しい雨が降っています。先に抜け出すのはどちらでしょうか。

Dsc_0464(雨粒が水面に映る。奥には鯉の姿があった)

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1図は昼食休憩の局面です。後手の指し手が広い局面でしたが、実戦は△5四歩▲6六歩△5五歩と進行しました。斎藤八段は後手番ながら、積極策で主導権を取りにいきます。△5五歩以下、▲8六角△4一飛▲2四歩と進んで攻め合いとなりました。

2026050349_22図は16時頃の局面で、伊藤叡王が銀取りをかけました。駒得の拡大を目指す自然な一着です。立会人の杉本八段は「ちょっと前まで先手がよさそうでしたが、斎藤八段が盛り返してきました。特に先手の飛車を押さえ込んでいるのが大きいです」と話しました。このあとは2八飛がさばけるかどうかがポイントになりそうです。

Dsc_0169(伊藤叡王は駒得拡大を目指す)

「か茂免」は名古屋市東区にある、昭和3年(1928年)創業の老舗料亭です。名古屋市の町並み保存地区に指定された白壁地区にあり、敷地面積は1000坪を誇ります。母屋の庭は、近代日本庭園の先駆者とされる作庭家・七代目小川治兵衛が作庭した、名古屋唯一の庭園として知られます。
初めて将棋のタイトル戦で指されたのは2019年の第60期王位戦第1局です。叡王戦では第6期・第8期~第10期で開催され、今期で5回目となります。

Dsc_0296(か茂免の看板)

Dsc_0321(町並み保存地区に指定された白壁地区にある)

Dsc_0280(玄関)

Dsc_0267(庭の眺め)

Dsc_0327(対局室へ向かう廊下)

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14時から現地の大盤解説会が始まりました。会場は愛知県名古屋市「名古屋観光ホテル」です。最初は広瀬九段と脇田女流初段、続いて杉本八段と船江七段が出演しました。

Dsc_0422(広瀬九段)

Dsc_0426(脇田女流初段)

Dsc_0431(15時から出演者を交代した)

Dsc_0445(杉本八段)

Dsc_0439(船江七段)

15時になりました。午後のおやつは、伊藤叡王が「かぶとケーキ」と冷たい緑茶。斎藤八段は「掘って楽しい♪ペコちゃんキャラパキ発掘恐竜パフェ」、対局室にみかんジュース、控室に温かいお茶を注文しています。かぶとケーキは、子どもの日にぴったりのケーキで5月1日から5日まで限定販売。発掘恐竜パフェは4月下旬から販売中です。

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Dsc_4799(5月になった)

13時30分、対局が再開されました。

Dsc_0380_2(先に対局室に戻ったのは斎藤八段)

Dsc_0394(対局再開直後に伊藤叡王が対局室に戻る)

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Dsc_0412(斎藤八段はすぐに指さなかった)

202605033312時、斎藤八段が7分使って昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲伊藤叡王1時間3分、△斎藤八段1時間25分(持ち時間は各4時間、チェスクロック使用)。昼食は両者ともに「か茂免名物御膳」と冷やし緑茶を注文しました。か茂免名物御膳は、八寸盛り、鮮魚造り、豚の柔らか角煮、名物海老真薯揚げ、窯炊き御飯、留椀(蜆豆味噌仕立て)が盛り込まれています。対局は13時30分から再開されます。

Dsc_0360(か茂免名物御膳)

Dsc_0363(名物海老真薯揚げ)

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午前の控室の様子です。広瀬九段、佐々木七段、船江七段、脇田女流初段は観戦ツアーの方々に向けて解説するほか、関係者への指導対局を行っています。

Dsc_0233_3(広瀬九段)Dsc_0259_3(船江七段)