図は先手が▲1六歩と香を取って▲1五香△2四飛▲2五歩の飛車取りを狙いにしたのに対して、斎藤八段が△6四桂と打ったところです。
しばらく前から、控室では先手が▲1六歩と香を取って▲1五香を狙ってきたら、後手は△3五歩と横利きを通して飛車が逃げられるようにする手が示されていました。それを斎藤八段は香を打ってもいいよといっています。
図の△6四桂を指されてみると、▲1五香△2四飛▲2五歩は△同飛!▲同飛△7六桂▲7九玉△2四香(参考図)で、後手が飛車を取り返せることがわかりました。参考図は後手有利です。▲1五香を打てないと先手の対応が悩ましそうです。伊藤叡王は▲7五香と逃げて辛抱しました。
2025年4月 3日 (木)