2024年6月20日 (木)

午前の控室

240620_048本局は早いペースで進んでいます。深浦九段に話を聞きました。1図は9時35分ごろの局面。

深浦九段「第4局は後手陣が6三金型でした。6三金型は堅いため、△6五歩から△6六歩と動き、▲6六同銀と先手の駒を上ずらせることができましたが、本局では難しそうですから、先手は堅陣のメリットを生かせそうです。ただし、先手も銀を6七に引いているので攻めは少し薄い。1図から▲2四歩△同歩▲同飛に対して△3五歩は当然の反発だったと思います」

240620_059_2△4九角に▲5六角で2図。10時5分ごろの局面。

深浦九段「△4九角は伊藤七段の研究手だと思います。対して15分の考慮で▲5六角と返したことを思うと、藤井叡王もまだ研究範囲内でしょうか。△4九角はあと戻りのできない、思いきった手ですから、この手を巡って当面は進んでいくと思います。後手は盤の右側でポイントを挙げたい。先手はうまくいなせるか。まずはそこに注目です」

Dsc_6651(深浦九段と松尾八段の検討)

Dsc_6751(行方九段も参加)

Dsc_6664(見届け人のアテンド役は勝又清和七段と安食総子女流二段)

Dsc_6691_3