2022年5月15日 (日)

佐藤康光九段の見解

20220515b日本将棋連盟会長の佐藤康光九段に序盤の見解を聞きました。

「4筋の位は先手の負担になりやすいです。例えば△5四銀▲5六銀△7七角成▲同桂△3三桂で、好機に△4五銀が成立するかもしれないので。後手は囲いなどの方針さえ決めてしまえば指し手がわかりやすく、先手はまとめきれるか神経を使う展開だと思います。▲7五歩とかの大模様を張る構想もあるかもしれません」

実戦は▲7七角に△2二銀▲8八銀△2四歩▲8六歩と進んでいます。

20220515dともに銀冠を目指しています。ただ、佐藤康九段は「先手は銀冠にすると、4筋の位との相性が悪いかもしれません」と話していました。