宗像大社(むなかたたいしゃ)は、福岡市と北九州市の中間に位置する宗像市にある神社です。宗像の地は、中国大陸や朝鮮半島に最も近く、外国との貿易や進んだ文化を受け入れる窓口として、重要な位置にありました。
天皇の祖先神・天照大神の御子神である田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神の宗像三女神は、天照大神の命令(神勅)により皇室・国家の守護神として沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮に鎮まりました。宗像神を祀る神社は厳島神社、松尾大社、竹生島神社、江島神社、善知鳥神社など全国各地に6200社を数えます。
◆本殿・拝殿(重要文化財)◆
現在の本殿・拝殿は1557年(弘治3年)に焼失したものを再建したもので、国の重要文化財に指定されています。本殿は桃山時代初期の特色である優美な五間社両流造り、拝殿は屋根を左右二面に本を伏せたように葺いた切妻造りです。2013年には屋根、および社殿塗装の修復が実施され、翌年12月8日には遷座祭を斎行しました。
【宗像大社】
〒811-3505福岡県宗像市田島2331
http://www.munakata-taisha.or.jp/