第5期七番勝負第7局 Feed

2020年8月10日 (月)

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18時30分、対局が再開されました。▲8三馬△5一玉▲8四馬(図)と進んでいます。

Dsc_31701 (控室のモニター映像。両対局者は18時20分頃には戻ってきていた)

Dsc_31741 (中村修九段が見守る)

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この局面で永瀬叡王が9分使ったところで18時になり、夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲永瀬2時間57分、△豊島4時間1分。対局は18時30分に再開されます。

Dsc_31691 (夕食休憩時の特別対局室)

Dsc_31601 (手番の永瀬叡王の側から見た盤面)

Dsc_31621 (豊島竜王・名人が△6二玉の顔面受けを決行したところで休憩入りした)

Dsc_31651 (永瀬叡王の脇息は引き寄せられている)

Dsc_31631 (バナナはまだ出番なしだ)

Dsc_31671 (手数はちょうど50手。90手に達すると本シリーズの合計手数は1231手になり、タイトル戦番勝負における合計手数の最長記録を更新する)

20200810h図は17時40分頃の局面。先手が9二の馬を1マス寄って、次の▲9二飛~▲7四歩を見せたところです。後手はひとまず(1)△7五歩と7筋をすっきりさせるか、(2)△1九竜で駒損を回復するかの二択と思われますが、比較は難しそうで、豊島竜王・名人も40分以上時間を使っています。

Dsc_31161 (豊島竜王・名人)

20200810g図は16時40分頃の局面。後手の豊島竜王・名人は2七の角を自陣に成り返り、息長く指す方針を採りました。互いにすぐに相手玉に迫るような手段はなく、しばらくは駒のポジションを調整し合うじりじりした展開になりそうです。

Dsc_30571 (豊島竜王・名人)

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15時6分、永瀬叡王が34分の考慮で▲8二角(上図)と打ち込む手を決断しました。先手は次に▲9一角成で先に香を取れる形ですが、香を取った手自体は後手にとって何でもないため、思いきった選択といえます。▲8二角では、△6六飛を消しつつ△2八飛成に▲3六歩を用意する意味で、▲4六角も有力に思われるところでした。本譜は▲8二角以下、△2八飛成▲9一角成△2七角と進行。▲3九香の受けには△3八角成▲同金△2九竜と踏み込む順も考えられ、終盤戦間近の雰囲気も出てきました。

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Dsc_31211 (積極的に戦いにいった永瀬叡王)

15時になり、両対局者にローソンのおやつが出されました。注文は永瀬叡王が「CUPKE 夏ティラミス(コーヒーゼリー使用)」、豊島竜王・名人が「バスチー -バスク風チーズケーキ-」です。

【デザート ローソン】
https://www.lawson.co.jp/recommend/original/dessert/

Dsc_31421 (永瀬叡王のおやつ)

Dsc_31451 (豊島竜王・名人のおやつ)

Dsc_31471 (撮影用のおやつは、中村修九段とニコ生聞き手の塚田恵梨花女流初段が賞味)

Dsc_31491 (しばらくして、ニコ生解説の行方尚史九段も姿を見せる。夏ティラミスを手にした)

20200810d図は14時20分頃の局面です。ここで豊島竜王・名人が少し腰を落として考えています。先手の▲6六歩は、△6五桂を防いで次の▲7五歩を見せた意味。後手は(1)△8三銀のようにただ桂頭を受けるだけの手では、▲8二角や▲8一飛と大駒を打ち込まれて困ります。(2)△2六飛や(3)△4四角など、攻め味を見せることで▲7五歩を牽制する方針でいくことになりそうです。

Dsc_30641 (豊島竜王・名人。消費時間の通計は2時間30分に達しようとしている)

Dsc_31121 (両対局者とも、13時20分より少し前に戻ってきた。永瀬叡王はワイシャツ姿になっている)

Dsc_31361 (記録係が再開を告げると、永瀬叡王はすぐに▲7六歩と角道を開けた)

Dsc_31381 (豊島竜王・名人は、ほぼノータイムで△8八角成と角交換に出る)

Dsc_31401 (再開から2分ほどの間に、▲7六歩△8八角成▲同銀△7三桂▲6八玉と5手も進んだ)