第5期七番勝負第4局 Feed

2020年7月19日 (日)

万松寺には白龍のモニュメントがあります。からくり人形と同様、11時から19時までの2時間おきと、20時に音と光、水による演出が行われます。

Img_4270(高さは約8メートル。水面から顔を出した3体の龍)
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Img_4296(演出の最後、白龍の持つ宝珠に吉凶が浮かび上がる)

万松寺では、毎日定時(10時~18時まで2時間おき)に、からくり人形「信長」が上演されます。「うつけ者」と呼ばれ、父の葬儀に異様ないで立ちで現われた若き日の姿と、天下統一をめざした時期の、能を舞う姿の二部構成です。

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Img_4241_2(焼香の場で抹香を位牌に投げつけた様子を再現)
Img_4252(第二部。桶狭間の戦いを前にして敦盛を舞う)

2020071939森内九段は上図から、△4六同角▲同歩△5五角▲2三歩△同歩▲2四歩△同歩▲2一飛(変化図)の進行を示して、「いい勝負に見えます」と話しています。

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Img_4544(第3局とは違い、序盤からじっくり時間を使う両者)

本局に使用されている盤は、日本将棋連盟東海普及連合会事務局長の中山則男指導棋士六段収蔵の本榧・八寸盤です。第61期王位戦第1局(愛知県豊橋市「ホテルアークリッシュ豊橋」)でも使用されており、東海圏のタイトル戦で頻繁に使用される名盤です。
駒は桐月(とうげつ)師作・彫埋の一字駒。桐月師は長崎県出身で、若い駒師の中でも特に高い評価を受けている駒師の一人です。万松寺のタイトル戦では必ず桐月師の駒を使用しています。

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昨日、両対局者は対局場に到着後に記念撮影を行い、寺院の説明をされました。そして、叡王戦が安全に行われるように、祈祷を受けています。

Img_4026(左から、大藤元裕住職、豊島竜王・名人、永瀬叡王、森内九段)
Img_4035_2(寺院の説明を受ける対局者。住職が示す先は織田信長公の父、織田信秀公の木像があるが、一般非公開となっている)

Img_4045(祈祷を受ける関係者)

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2020071927第4局の戦型は横歩取りに決まりました。豊島竜王・名人は、先日行われた第46期棋王戦挑戦者決定トーナメントの上村亘五段戦で先手を持っており、敗れていました。
この▲1六歩で前例をすべて離れています。

Img_4568(森内九段は前例を調べる)

第4局も第3局に引き続き、動画中継が行われます。

■ニコニコ生放送■

放送開始:7月19日(日)19時~
URL:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv326635133
解説:藤井猛九段、聞き手:加藤桃子女流三段Photo_5


■ABEMA■

放送開始:7月19日(日)13時50分〜
URL:https://abema.tv/channels/shogi/slots/9WyCKfKARSM3N7
※大盤解説はありません。