第3期七番勝負第2局 Feed

2018年4月28日 (土)

△7五歩

13時30分に対局が再開し、昼食休憩の局面から△4四歩▲5六歩△7五歩と進みました。7筋で歩がぶつかり、いよいよ戦いが始まりました。控室の脇八段は「(1)▲7五同歩と(2)▲7九角どちらもあります」と話し、ニコニコ生放送では(3)その他を含めた3択で、次の一手アンケートが出されました。

金井六段
(後手番の金井六段が先に動いた)

▲6七金右

33手目▲6七金右の局面で12時30分になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲高見六段1時間19分、△金井六段1時間10分。対局は13時30分から再開されます。

深浦九段
(控室では立会人の深浦九段が継ぎ盤を動かしている)

鈴木大四郎さん
(観戦記担当の鈴木大四郎さん。著書に将棋を題材にした漫画『ナリキン!』がある)

北村女流初段
(北村女流初段。おみくじで当たった竹の輪かざりを持ってニッコリ)

大社餅
(外で焼餅の店を発見。30年以上、営業し続けているという)

大社餅
(白色が大社餅、緑色がよもぎ餅)

宗像大社(むなかたたいしゃ)は、福岡市と北九州市の中間に位置する宗像市にある神社です。宗像の地は、中国大陸や朝鮮半島に最も近く、外国との貿易や進んだ文化を受け入れる窓口として、重要な位置にありました。

天皇の祖先神・天照大神の御子神である田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神の宗像三女神は、天照大神の命令(神勅)により皇室・国家の守護神として沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮に鎮まりました。宗像神を祀る神社は厳島神社、松尾大社、竹生島神社、江島神社、善知鳥神社など全国各地に6200社を数えます。

宗像大社

宗像大社

宗像大社

宗像大社

宗像大社

◆本殿・拝殿(重要文化財)◆
現在の本殿・拝殿は1557年(弘治3年)に焼失したものを再建したもので、国の重要文化財に指定されています。本殿は桃山時代初期の特色である優美な五間社両流造り、拝殿は屋根を左右二面に本を伏せたように葺いた切妻造りです。2013年には屋根、および社殿塗装の修復が実施され、翌年12月8日には遷座祭を斎行しました。

【宗像大社】
〒811-3505福岡県宗像市田島2331
http://www.munakata-taisha.or.jp/

▲3六銀

時刻は11時を回り、23手目▲3六銀(上図)まで進みました。現局面は昨年行われた第67回NHK杯▲高見五段-△糸谷哲郎八段戦と同じで、以下△7五歩▲同歩△同銀▲4五銀△8六歩▲同銀△同銀▲同歩△8八角成▲同金△2二銀(参考図)と進み、結果は糸谷八段の勝ち。このあと高見六段に用意の一手があるのかもしれません。

参考図

高見六段
(高見六段は右銀を繰り出し、自身の前例をなぞる)

開始前
(9時40分頃の対局室)

宮嶋初段と深浦九段
(記録係の宮嶋初段、立会人の深浦九段)

脇八段と鈴木さん
(日本将棋連盟常務理事の脇八段、観戦記担当の鈴木大四郎さん)

高見六段
(9時45分、高見六段が先に入室)

高見六段

高見六段

△7三銀

初手から▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀の出だしでした。ひと昔前なら、この5手で相矢倉が予想されるところですが、その後、高見六段は飛車先の歩を交換し、金井六段は早繰り銀のような速攻の構えを見せています。